1ミリも違わぬ・・ ― 2016/12/28 19:44
一見すると暖かみのある色。しかし肌で感じる空気の冷たさは既に真冬並み。
そんなギャップに戸惑いを覚える眺めでした。 こちらは究極とも言えるクール感漂う風景。
全ての葉を落とした冬木立ちと澄んだ冬空との組み合わせです。
空に突き刺さる様な鋭さを見せる枝。
再び目に優しい若緑の衣をまとう迄には、うんざりする様な長い時間が必要です。 刻々と変わる自然の風景。そんな中、これだけは、我関せずで全く変化なし。
ハンノキの小枝に止まるコミミズクの幼虫です。
初遭遇は12月18日。
その時と1ミリも違わぬ位置、枝にベタッと張り付くポーズも全く同じでした。
どうやら、長い冬を、この場所、このポーズで乗り越えようと決めたらしい。
もぞもぞ動き出すのは、幼虫の後ろに見える冬芽が弾ける頃でしょうか。
いずれにしても、気の長い話ではあります。
※12/28に都内で撮影