過去、現在、未来2017/02/03 19:35

過去、現在、未来
落ち葉が降り積もる草地で目にした、遠く過ぎ去った夏の遺産。
原形を保ったままのセミの抜け殻です。
脱皮時にしがみついていた葉っぱでしょうか。それをしっかり掴んだままでした。
この殻から抜け出したセミ本体は、既に土に還ってしまった筈。
時の流れの無情を感じる光景でした。
アシナガバチの巣
こちらは、昆虫世界の現在を象徴する光景です。
木の細枝に構築されているアシナガバチの巣。
汚れのない白っぽい表面色から判断して、現役バリバリの一品と思われます。
巣穴の中で眠る幼虫たちは、寒風の影響を受けずにヌクヌク。
春の訪れと共に、一斉に巣立ちの時を迎える筈です。
早生まれの蝶
過去、現在を目にした私の目に飛び込んで来た、一寸早過ぎる未来の光景。
突然目の前に現れ、枯れ草だらけの地表に降り立ったモンシロチョウです。
ナノハナの黄色や若緑が似合う蝶。
枯れ色との組み合わせは、どう見ても違和感ありあり。
”いくら何でも早生まれ過ぎるよ” と声を掛けたい気持ちになりました。

※2/3に都内で撮影