冬越しの難しさ2017/02/05 20:34

冬越しの難しさ
秋の終わり近くに、木や草の幹や枝に産み付けられたカマキリ達の卵鞘。
中に眠る次世代の生命をがっちり護るシェルターの役目を担っています。
しかしそれら全てが無事冬を越せるかと言うと、やはりそこには自然界の厳しさが・・
例えばこれ。ハンノキの細枝に産み付けられたチョウセンカマキリの卵鞘です。
ご覧の通り、枝との接合部が、ガシガシにほじくり返されていました。
自然にこうなったのではなく、当然の事ながら犯人(?)あり。
お腹を空かせた野鳥の仕業と思われます。シジュウカラあたりでしょうか。
破壊されたハラビロカマキリの卵鞘
こちらはクヌギの幹で見たハラビロカマキリの卵鞘。より悲惨な状態です。
木肌に紛れて見にくいのですが、下半分がぽっかり空洞状態になっていました。
中に眠っていた幼い生命の運命は当然・・
母虫の苦心の作は、孵化の時を待たずに、無に帰したって言う事ですね。
オオカマキリの卵鞘
春の気配が徐々に漂い始めた今が、カマキリの卵鞘にとって最も危険な時期。
野鳥達の鋭い眼からいかに逃れられるか・・
まだ攻撃を受けていない卵鞘を目にすると、思わず無事を祈りたい気持ちに・・
(オオカマキリの卵鞘)

※2/5に都内で撮影

コメント

トラックバック