待ってろや! ― 2017/04/11 19:31
その茎で度々目にするのが、このへんてこりんな昆虫です。
野草の茎に取り付いて、中の液を吸い出し、衰弱させてしまうアブラムシ。
この画像では一匹だけに焦点が合っていますが、後方ぼけているのも同種集団です。
とにかく尋常な数ではないので、寄生された野草にとっては、まさに危機的状況。
でも、そんな野草にも救いの神はあり。 それは各種テントウムシです。アブラムシ退治に頼もしいパワーを発揮します。
多くが肉食性ですので、動きの鈍いアブラムシは格好の獲物となります。
これは降り積もった落ち葉の上で目にしたナナホシテントウの幼虫。
形は奇妙だけど、アブラムシを退治する能力は成虫とほぼ同じ。
”好き勝手に野草を虐めているアブラムシよ、待ってろや!”って言う感じでしょうか。
一つの種だけの横暴は許さない。そんな自然の掟がこの春も動き出しました。
※本日撮影の画像ではありません。
※アブラムシは4/10に、ナナホシテントウ幼虫は4/7に、それぞれ都内で撮影