サマになるのは・・2017/09/08 21:29

サマになるのは・・
なよなよとなびく秋の草。それに止まってサマになる昆虫って割と限られる様な・・
超細身のこのトンボは、まさにジャストフィットって言う感じでしょうか。
アオイトトンボ。姿はイトトンボの仲間に似ているけど、分類上は別の様です。
何よりゆったりと翅を開いて止まるポーズが、イトトンボ達とは一線を画すもの。
いま、草地にいる理由は、繁殖行動の相手と巡り会う為。
やがてペアーで水辺に移動し、産卵する様子を目にできる筈です。
秋の草に、違和感ある奴が・・
同じ草に、怪しい物影が・・
細身の草には全然似合っていないけど、一応確認のため、接近してみたら・・
クサギカメムシ幼虫
クッキリシャッキリ、結構凄い模様を持つクサギカメムシの幼虫(4齢)でした。
秋本番を目前にして、ここまで立派に成長しましたって言う事でしょうか。
この種は成虫での越冬も可能との事。決して遅すぎると言う訳ではない様です。
ハラビロカマキリ成虫
草地を離れ、木立の中に歩を進めたら、待望の、これとの遭遇が実現しました。
これ迄は虚勢をはった感じの、お尻をくいっと曲げポーズだったハラビロカマキリ。
無事成虫になって、ストレート体形に変身していました。もう、虚勢をはる必要なし。
この種は、草地メインのオオカマキリとは異なり、木立の中が主戦場。
今日のポーズも、木の上方にいる鳴く虫にロックオンって言う感じでした。
いよいよ本性むき出し、やる気満々って言う感じになって来ましたね。

※9/8に都内で撮影