晩秋の過ごし方2017/11/04 20:17

晩秋の過ごし方
冬の足音が次第にはっきりと聞こえ始める頃。
残り少ない秋の日々を、それぞれのスタイルで過ごす昆虫達に注目しました。
まずは褐色型のハラビロカマキリ・雌から・・
葉が色づき始めたニシキギの木での遭遇です。ご覧の通りかなりの重量級。
お腹もパンパンに膨らんで、産卵の時が間近に迫っている感じでした。
きつい目つきは ”私にとっての一大使命なんだから邪魔しないで” の意思表示?・・
アキアカネの日向ぼっこ
アキアカネは、今日の陽射しの恩恵を目一杯享受しようと言う算段の様でした。
金属製の構造物にお腹を接近させて、反射するぬくもりを楽しんでいる感じ。
毎年いまの時期になると、頻繁に目にする様になるお馴染みの光景です。
夏は避暑地の高原への長距離移動、秋の初めには生まれ故郷の平地への帰還。
そしてそこでの繁殖行動・・様々な行動の疲れがどっと出る頃と思われます。
余生はあくせくしないでゆったりと過ごす。”そう、それでいいんだよ”・・
ウラナミシジミの吸蜜
ウラナミシジミは、依然お仕事モード全開中の様子でした。
秋の野草の代表種のひとつコセンダングサの花に来て、吸蜜していました。
翅にも傷みが生じ始めていますが、まだまだこの程度なら十分行けるね。
この先も出来るだけ長い間、魅力的なさざ波模様を楽しみたい気持ちに・・

※11/4に都内で撮影