雨上がりの狙い目2017/11/23 21:23

雨上がりの狙い目
夜通し降り続いた雨もあがり、急速に天気が回復しました。
枯れ色に変わった水草の上に拡がったのは、This is the 高気圧と言う感じの空。
こんな空を目にすると、気分もすっきりしますね。
さて、肝心の昆虫観察の手応えは?と言うと・・
ここに目を向けたら・・
今日の狙い目はずばりここ。鉄製フェンスを繁茂したクズの葉が覆い尽くした場所。
陽射しが豊かに降り注ぐ場所です。
雨にいじけていた昆虫達の日光浴に最適な場所と推測しました。
で、幅広のクズの葉に目を向けてみると・・
キタキチョウの日向ぼっこ
いました!。
黄変した葉の色に紛れて見分けにくいのですが、ひっそり翅休めする蝶の姿が・・
成虫での越冬も可能なキタキチョウでした。
雨があがったこんな日の過ごし方は、ずばり熟知している感じ。
ホソヘリカメムシの日向ぼっこ
別の葉には、大股開きのリラックスポーズをとるホソヘリカメムシが・・
キタキチョウと同じく成虫での越冬が可能なタフな奴。
雨ならまだしも雪さえ降る冬を乗り越える為のノウハウはバッチリの様です。
今日は雨のち晴れの願ってもない展開。”濡れた体は即乾かす” を実践中でした。
オオカマキリの日向ぼっこ
クズの葉の繁みで出会った中での最大種がこれ。オオカマキリのメス成虫です。
背中を陽射しの方向に向けて、まさに甲羅干しに専念中って言う感じ。
ただ、こちらは残念ながら、成虫のまま冬を越す事は出来ません。
今は産卵も終えて、余生をのんびり過ごす時期でしょうか。
大きな葉のお陰で冷たい風を避けられるし、陽射しも目一杯受けられるし・・
この先も、この場所離れがたしの日々なんでしょうね。

※11/23に都内で撮影

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