気が滅入る2017/12/10 19:51

気が滅入る
流れて来た雲が、西に傾いた陽を覆い隠す様に掛かり始めました。
途端に、空気の冷え込みが一層厳しさを増した感じ。
通い慣れた観察地にも、いよいよ真冬の雰囲気が濃厚に漂い始めました。
ハラビロカマキリのメス
そんな中、しぶとく延命中の昆虫の姿を目にするとほっとします。
これは、陽射しを背に受けて日光浴中のハラビロカマキリのメス。
鎌を構えての戦闘態勢ですが、一時の様に人を威嚇する様な活気はありません。
無事産卵を終え、今は心穏やか。余生を精一杯生き切る段階に入った様です。
ヒメクダマキモドキの悲しい姿
らしくはないけれど、生存中の個体に出会えれば、それだけで嬉しい。
しかし、こんな姿だけは目にしたくないなぁと・・
以前から注目してきた、ヘキクソカズラの葉に止まるヒメクダマキモドキです。
体が固く硬直したまま。更に眼も白く濁ってしまい、既に絶命状態でした。
緑の体色が、生きている時そのままに鮮やかと言う所が、何とも哀しい。
この先、こんな場面に度々出会う事になるのかと思うと、気が滅入りますね。

※12/10に都内で撮影

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