とんだ災難2018/01/13 20:55

とんだ災難
風が強い日には、丸裸の枝がボウボウと冬特有の寂しい音をたてる冬木立。
今日はそんな事もなく、しーんと静まりかえっていました。
しかし、時折、カサカサと響く乾いた音が耳に届きました。
”ははん、あれだな!” って言う事で、じーっと目を凝らして見たら・・
シルエット、さて正体は?・・
目に飛び込んで来たのが、このシルエット。
私にとっては、予測が的中して、やったね!の瞬間でした。
でも、この角度では詳細が判らないので、そーっと向こう側に立ち位置の移動を・・
ハラビロカマキリの卵のうを食べるコゲラ
何とか気づかれずに、順光状態になる位置に回りこめました。
その結果、ゲット出来たショットがこれ。音の発生源は、ずばりコゲラでした。
木の幹をコツコツ叩いて穴を開け、中に潜む昆虫を捕食するキツツキの仲間です。
でも、今日の獲物は、少し趣きが違いました。
くちばしでほじくっていたのは、幹に産み付けられたハラビロカマキリ卵のうでした。
コゲラにとっては、幹に穴を空けなくてもOKなので、やったね!気分だった筈。
今までの観察散歩でも、この様に派手に破壊された卵のうを度々目にして来ました。
その犯人はこいつだったのかぁ・・また一つ謎が解けたぞ!って、スッキリ!。
それにしても、春を待つカマキリ幼体にとっては、とんだ災難ですよね。

※1/13に都内で撮影