表情豊かな・・2018/02/06 19:00

表情豊かな・・
基本的には穏やかな晴れ日だったのですが、見上げる空は、かなり表情豊かでした。
離陸したジェットが向かう先には、夏のそれを思わせるモクモク雲が・・
パイロットとしては、あそこは避けないといけないねと思っていたかも。
春まだ遠く?
地上では、枯れたヨシの褐色と対称を成す青空の競演が繰り広げられていました。
この方角に浮かぶ雲はちょっぴり春っぽかった様にも・・
立春を過ぎ、季節は少しずつ春に向かっての歩みを速めて行く筈。
とは言え、この枯れ色に代わって若い緑が風景の主流となる迄には・・
相当に気の長い忍耐が必要でしょうね。

※2/6に都内で撮影

記録的な低温続き2018/02/08 20:46

記録的な低温続き
昼間にはちょっぴり春を感じさせる雲が浮かぶ事もありますが、それを除けば・・
特に朝方の冷え込みは桁違い。都心でも48年ぶりに氷点下4度を記録したそうです。
気温の低下とは裏腹に、我が血圧は上昇傾向が継続中。
ほっと一息つける春よ早く来いの気持ちが、ますます強くなっています。
画像下方は冬姿の桜並木です。さてその開花時期にこの寒さはどう影響するやら。
今日も霜柱
なにしろ、ちょっと日陰に入ると、昼過ぎの時間帯でもこれですからね。
今年ほど、霜柱を頻繁に目にできる年も珍しいかも・・ってバリバリ、サクサク・・
春よ来いの冬芽
寒さに縮こまりそうになったら、この手の物を目にするといい。
お日様の方向に向かい尖っていたドウダンツツジの冬芽。
芽の両側には、春を招き寄せている感じの両手(?)が・・
いま道端の植え込みには、こんな様子の冬芽がびっしり。
元気を貰うには最適かも・・

※2/8に都内で撮影

野鳥それぞれの・・2018/02/09 21:06

野鳥それぞれの・・
大きな羽根をひろげて滑空するトビ。
真冬特有の澄み切った青空を背景に飛ぶ姿が特に格好いい。
地上のゴミや動物の死骸等を漁る為、猛禽類なのにイメージは今いちですけどね・・
でも、私はこの悠々とした飛翔姿が大好き。思わずレンズを向けてしまいます。
ピーヒョロって言う鳴き声が耳に届けば更に最高。でも今日は無言でした。
寒がっていたハクセイキレイ
地上に目を移したら、今の時期の定番とも言える小鳥の ”らしくない” 姿が・・
背筋をピンと伸ばして、尻尾をフリフリ・・元気者の代表・ハクセイキレイでした。
でも、今日の姿は、首をすくめて、尻尾も垂れたまま。体も風船みたいにぷっくり。
”今日も寒いなぁ” を体全体で表現している感じでした。
愛を語らう(?)オオバン
さすがに水面を生活の場とする水鳥達は、寒い寒いと言っていてはいられない感じ。
そればかりか、冷たい水面に浮かび、熱い愛の語らいを繰り広げるシーンさえ・・
黒い体色に赤い目が特徴のオオバンのカップルでした。
それぞれが、好き勝手に潜水捕食をしていましたが、やがて接近してこの状態に・・
かなりの熱々ぶり。寒風に吹かれながら、こんなシーンを撮影するのもいいですね。

※2/9に都内で撮影

母虫の知恵が・・2018/02/10 20:31

母虫の知恵が・・
真冬の野では、次世代に生を託した母虫の苦心作を多く目にする事が出来ます。
それぞれが、冬の風景に巧妙に紛れて、ぼーっとしていると気づかない程。
例えばこれはミノガ(蛾)の幼虫が潜む通称ミノムシ。
葉や木屑等を寄せ集めたバリアを構築し、それを細糸で細枝に括り付けています。
ちょっと見には、地上に落ちる事なく枝上に留まった枯葉にしか見えません。
冬に活動が活発化する野鳥達の捕食行動から、いかにして、幼い命を守りきるか・・
母虫としての、知恵が全て結集された作品だなと感じました。
ハラビロカマキリの卵嚢
これは樹木の細枝に産み付けられたハラビロカマキリの卵嚢です。
がっちりした太幹に産卵される事が多いのですが、これは敢えて頼りない場所に・・
ミノムシ同様に枯葉への擬態?、或いは鳥はこの細枝には止まれないだろう?・・
何気ない光景ですが、これにも母虫の巧みな知恵を感じてしまいました。
オオカマキリのダブル産卵
この卵嚢を産み落としたのはオオカマキリの母虫です。
木を好むハラビロカマキリとは違って、野草を産卵場所に選ぶのがこの種の特徴。
で、このギシギシの茎を選んだと言う訳ですね。
それにしても、一気に二つも横並びで産んじゃうとはねぇ・・
ぼーっとしてた私でも気づいた程ですから、枯野での目立ち具合はかなりのもの。
大丈夫かなぁって言うのが、率直な感想でした。
さて、春の陽が降り注ぐ中、この双子卵嚢は無事孵化の時を迎えられるのやら・・

※2/10に都内で撮影

春よ来いの花たち2018/02/11 21:14

春よ来いの花たち
自然観察をする者としては、春の訪れが本当に待ち遠しい。
と言う事で、冬枯れの野を歩いていても春一番乗りの花を探す事に夢中になります。
そんな目に飛び込んで来たのがこれ。ほんのりピンクの花・ヒメオドリコソウ。
幅広な葉っぱの間からちょこんと顔を覗かせていました。
ヌクヌクの布団から顔を覗かせた寒がり屋みたい。
でもこれはこの花の自然体。決して寒がっているわけではありません。
ジシバリの蕾
こちらは大いに寒がっているかなぁ・・
開こうとしたけど、やっぱりやめとこうってなったみたいなジシバリの蕾。
結構パワフルな野草ですが、こんなしおらしい姿を見せる事もあるんですね。
でも、ここまで来れば、パカっと一気には、もう時間の問題か・・
カタバミの花
パカっと一気にを披露していたのがこれ。
地面スレスレに咲いていたカタバミの花。
枯葉や枯れ茎に埋まっていた昨日までの鬱憤を晴らしているみたい。
こうまで見事に開いたんだから、ハチやアブが訪れてもいい筈ですが、さっぱり。
早咲きの春の花にとっては、その辺が今の時期の悩みどころなんでしょうね。

※2/11に都内で撮影