脚も使いよう2018/05/05 19:43

脚も使いよう
昆虫の脚は6本。それぞれが草むらで生きて行く為の大切な役目を担っています。
ただそれぞれの種によって、その使い方にはバリエーションがある様です。
そんな事に興味を持って、観察してみたら・・
まずはオオカマキリ幼虫から。まだ翅が生えていない今の時期、移動は脚だけが頼り。
このシーンは、後脚を大きく開いて、草の穂を伝って移動中の一コマです。
細くて頼りない感じですが、獲物に飛び掛かる際にもこの後脚の屈伸パワーが重要。
そう言う点では、全く問題のない健脚なんでしょうね。
キリギリス幼虫の後脚に注目
キリギリス幼虫の場合は、いかにも屈伸パワーがありそうな後脚を持っています。
事実、ピーンと飛び跳ねる距離は、並大抵ではありません。
成虫になると一応翅が生えますが、その必要はないんじゃないかと思える程です。
体清掃中のスズメバチ
これは後脚のちょっと変わった使い方の例。細い草の葉で目にしたスズメバチです。
何やらおかしな様子なので、体調が悪化し、息も絶え絶えなのかと思いました。
でもよく見たら、餌探しで汚れた体表面を清掃中である事が判明。前脚でゴシゴシ・・
その際、体をフリーにする為に、後脚一本だけで葉にぶら下がっていたと言う訳。
なるほど、こう言う脚の使い方もあるんだと、納得!・・

※5/5と5/4に都内で撮影

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