真逆な青空の下で・・ ― 2018/05/24 21:17
そんな日が始まる前には、真逆とも言える爽やかな青空に恵まれる日もあります。
今日目にした空は正にそんな感じ。地上の若緑とベストマッチな明るい水色でした。
こんな空の日が長く続けばと思うのですが、なりゆき上無理な願いなんでしょうね。 いきいきとした若緑は、人の目への何よりの活力剤なんですが、それだけでは・・
昆虫たちにとっても、今の時期の緑は、生きて行く上での大切な栄養源となります。
で、このシーン。若葉の表面に止まってじーっと動かない小さなアリ。
歩き疲れてしばし休憩の様にも見えますが、こうしているのには、別の理由あり。
それは食欲を満たす為。葉の表面にある微細な蜜腺から出る蜜を吸っていた様です。
蜜腺は、葉を荒らす害虫の退治をアリに依頼する為のおびき寄せ手段らしい。
と言う事で、これは、その作業契約がめでたく成立したワンシーンなんですね。 葉っぱにとって小さなアリは歓迎すべきお客さん。でもこのチビは真逆な存在です。
ころっとした体型のスグリゾウムシ。チビですが、食欲の方は一丁前。
このショットは、葉っぱの端を食べ終わって、次、行ってみようとなった瞬間です。
お尻の部分にえぐられた食い跡が確認出来ます。でもこの程度じゃ全然物足りない筈。
葉っぱを護るもの、食い荒らすもの・・種々入り乱れての顔見せが続いています。
それだけ、今の時期の草木の緑は魅力的なんですね。
※5/24に都内で撮影