降り続いた雨に・・2018/06/11 20:23

降り続いた雨に・・
沖合を通過した台風の影響による雨が降り続いた一日。
いかにも梅雨時らしい光景を、そこここで目にする事が出来ました。
草木に宿る水滴の輝き。伸び盛りの植物にとって、正に恵みの雨となった様です。
コアオハナムグリの雨宿り
旬の花・ガクアジサイの彩りも一層の冴えを見せていました。
そんな一株に、ちょっと違和感を感じる色合いの物体が・・
近づいて見たら、これ。水滴を背中に沢山背負ったコアオハナムグリでした。
硬い殻を纏っていても雨に濡れるのは苦手。こうして固まっているしかないみたい。
花をムシャムシャ食いする通常の姿に戻るのは、明日以降になりそうでした。

※6/11に都内で撮影

いやな奴が・・2018/06/12 20:25

いやな奴が・・
賑わいを増している昆虫の世界。
夏から秋へ・・そのステージで活動する新顔も続々登場中です。
しかし、全てが順調に成長出来るかは、微妙なところ。
場慣れしない新顔達を狙う殺戮者の姿を、いま随所で目にする事が出来ます。
カマキリの仲間もその一つ。これはオオカマキリの幼虫です。
草の葉上を伝い歩きしながら、手頃な獲物を物色中。
まだ頼りない姿ですが、獲物を捕らえる能力は既に一丁前と思われます。
樹下の草地をピョンピョン
昆虫ではありませんが、これも、昆虫達にとっては、大いに脅威的な存在の筈。
ゴツゴツの肌から判断して、ヒキガエルの仲間の幼体と思われます。
木立の中を、ピョンピョン飛び跳ねて移動中。
獲物を待ち伏せ中のカエル
待機場所決定!。エノキの落ち葉の陰に潜んで、獲物の到来を待ち伏せ中?・・
鋭い眼光、いつでも獲物に飛びかかれる態勢の脚、まさにやる気満々って言う感じ。
身体能力的にはカマキリ幼虫に比べて、数倍上かも知れませんね。
昆虫応援派としては、いやな奴が現れたもんだなぁ・・

※6/12に都内で撮影

じーっと見つめると・・2018/06/13 20:17

じーっと見つめると・・
ぼーっとしてると見過ごしそう。でも注目してみると中々だなって言う昆虫がいます。
今の時期、木立の中の草の葉上で多く目にするアシナガバエの仲間がそれ。
何しろこの小ささです。強い風が吹くと飛ばされそうな華奢な体。
こうして遠目で見ると、存在感が極めて希薄な様に感じられるのですが・・
アシナガバエの一種
至近距離で観察すると、この通り。
宝石みたいな輝きを放つ翅や目。良くこれで体を支えられるなと思える程の細い脚。
思わず見とれてしまう程の魅惑的な佇まいを見せています。
もう少し大きければ、アピール度も高まるのでしょうが、その点が惜しい。
でも、この小ささゆえに、密かな観察の楽しみを味わえるのも事実ですね。
どうって言う事もない葉をじーっと見つめる親父が居ても、決して怪しまない様に・・

※本日撮影の画像ではありません(6/12に都内で撮影)

激しく反省・・?2018/06/14 19:58

激しく反省・・?
今の時期、エノキの若葉の上で度々目にするのがこの姿。
アカボシゴマダラ(蝶)幼虫のうなだれポーズです。
何やら、「激しく反省!」って言う風にも見えるのですが・・
こんなポーズをとりながらながら、合間合間にやっている事は、葉っぱの猛食。
いわば、食後の腹ごなしって言う事なんでしょうか。全然反省していませんね。
オオカマキリ幼虫もうなだれて・・
オオカマキリの幼虫も、葉っぱの上で、うなだれの反省ポーズ?・・
更に、両手を合わせて何かに詫びている様にも見えるのですが・・
問題は、その手の間にちょっぴり確認出来る小さな黒い物体。
アリでした。首尾よく捕獲、さてどこから食べようかって思案中の一コマと言う訳。
真夏に向けて、成長を加速する各種幼虫達。食欲も旺盛です。
偽の反省ポーズをとりながら、食いまくりの日々がこの先も続いて行きます。

※本日撮影の画像ではありません(6/12に都内で撮影)

水玉に水玉2018/06/15 20:06

水玉に水玉
強まったり、弱まったり、梅雨時らしい雨がしつこく降り続く一日となりました。
草の葉には水滴がびっしり。
それもかなり大粒でしたので、降り続く時間の長さを物語っている様に感じました。
水玉を付けたムーアシロホシテントウ
葉上でじーっと静止していたこれの体表面にも、大粒の水滴が・・
”水玉模様のテントウムシに本物の水玉が” って言うちょっと面白い光景でしょうか。
植物につく菌類を退治するムーアシロホシテントウ。
植物にとって頼り甲斐のある除菌作業も、本日はやむをえずお休みでしょうね。

※6/15に都内で撮影