逃げ込んだ日陰で・・2018/08/04 20:26

逃げ込んだ日陰で・・
真夏の草地は、強烈な陽射しだけでなく、立ち昇る熱気も加わって正に殺人的な暑さ。
そこでの観察を諦めて、日陰となる場所に逃げ込む事が度々です。
何だか消極的な態度に思えますが、これがズバリ大当たり。
同じく、陽射しを避ける昆虫達の姿を多く目にする事が出来ます。
と言う事で、今日、日陰で出会った昆虫画像を4枚。
まずはこれ。立派な姿に成長したショウリョウバッタのカップルです。
太っちょのがメス、背中にちょこんと乗っかっているのがオス。
バッタの世界では良くある事とは言え、その体格差は歴然ですね。
オオカマキリの幼虫
ショウリョウバッタは、既に成熟の域に達した感じ。
いっぽう、このオオカマキリは、成虫まであともう一歩と言う段階の様です。
まだ翅が生えていないので、長距離移動が出来ないよって言う事?。
と言う訳で、手近な草に止まって、獲物よおいでおいでの待機ポーズに・・
確かに、とんがった形の草に対して相似形と言えなくもないけれど、色がねぇ・・
よほど鈍感な昆虫でない限り、ここには近寄って来ませんよね。
ツユムシの幼虫
しなやかな秋の草に合う昆虫と言えばツユムシが筆頭格に挙げられるでしょうか。
さて、今はどれ位まで成長したかと言うと、これ位でした。
成虫は、かなりおとなしめの雰囲気ですが、幼虫はこの通りワイルドな風貌。
厳しい暑さの夏の野で生きるには、これ位のコワモテが必要って言う事?・・
ツバメシジミの雄
最後は、出会ってほっとした一品を・・
葉っぱの上でゆったりと休息するツバメシジミでした。
おしゃれな尾状突起、ほんの少し覗いた表翅のクールな水色。
木立越しに吹く風が、肌に優しく当たるこの場所の雰囲気にぴったり。
出会えて良かったなぁと感じた瞬間でした。

※8/4に都内で撮影