宙吊りだよ! ― 2018/09/07 21:00
失敗事例 ― 2018/09/08 21:30
今日は、これからが旬のバッタ・オンブバッタが多く集結していました。
蜜を吸う蝶達とは違って、彼らの食事法は花びらや花芯をガリガリかじる事。
悲惨な姿に変わり果てた花を見る事も度々です。 順調な成長ぶりを見せていたこのオンブ君は、花びらより花芯がお好みの様子。
スポンジケーキを食べる様な感じでムシャムシャかじっていました。
幸せいっぱいと言う感じですが、世の中そんなに甘くない。
判りにくいのですが、画像の左下・欠けた花びらの向こうに怪しげな脚がチラリ・・ その正体はこれ(画像右側)。待ち伏せタイプの蜘蛛・アズチグモでした。
待望の獲物がやって来た!と言う事で。花びらの表側に姿を現しました。
暫く様子をうかがっていましたが、意を決した様にオンブ君の左前脚をガブリ!。
花芯かじりに夢中なオンブ君は、そっちに気をとられて、全然気づいていない様子。 でも、このケースは、体格差があり過ぎて、無理せんだったみたい。
やがて異変に気付いたオンブ君は、涼しい顔で立ち去りました。
かじられた事によるダメージは皆無の様でした。
惜しかったなぁと言う感じで、それを見送るアズチ君。
次は、相手の大きさも考慮した上でアタックかけた方がいいと思うけどね・・
”マジで見ないでよぉ、ちょっとからかっただけだよ” かもね。
※9/8に都内で撮影
見納め? ― 2018/09/09 21:14
これは所用の合間に見上げた空。雰囲気的にはだいぶ秋めいて来たなぁと・・
肌で感じる相変わらずの暑さと、目で見る風景のギャップに、戸惑いを覚えました。 昆虫の世界は季節の進展に敏感です。それを物語るのがアブラゼミのこの姿。
幹の、木洩れ陽がスポット状に当たる場所に止まっていました。
しかし黙して語らずではなくて鳴かず。最盛期の勢いは完全に消え失せていました。
こうして幹に止まっているのもやっとと言う状態だったのかも知れません。
おそらく今期の見納めだろうなと言う気持ちで、静かにシャッターを押しました。
※空は9/9に、セミは9/8に、いずれも都内で撮影
この木を選べ ― 2018/09/10 21:13
遠目には枯葉の様に見えますが、近づいて見るとこの通り。
枯れた細枝の切れ端等を組み合わせて作ったミノガ幼虫のすみか・ミノムシでした。
この中に潜んでいる幼虫が目指すのは、ぬくぬく環境での冬越し。
まだ夏が終わったばかりだと言うのに、随分気の長い話ですね。 これは同じハリエンジュの細枝で目にした光景です。
枝豆と言う雰囲気も漂うこれは、マメ科の樹木である事を示す豆果の鞘(さや)です。
この木に実った豆の鞘は、現状全てがこの様に褐色の枯れ色に変わっていました。
これを見てピンと来ました。ミノムシはこの鞘への擬態を決め込んでいるんだなと・・
形が微妙に違うけど、色合いとしてはそっくり。十分だまし効果は期待できそうです。
数多い木の中から、冬越しの場所としてこの木を選んだのは、ずばり正解でしょうね。
ミノガ科の蛾も多種。この種に関しては ”この木を選べ” が言い伝えなのかも・・
※本日撮影の画像ではありません(9/8に都内で撮影)
趣のある橋を・・ ― 2018/09/11 21:15
神田川に掛る橋の上で信号待ちをしている時、視線をふと右に振ったら、これが・・
コンクリート造りの欄干に向かって、一生懸命何かをする男性の集団でした。 拡大して見るとこの通り。
欄干をゴシゴシこすっていました。手元には洗剤の物と思われる泡がいっぱい。
長年蓄積した汚れを落とそうと言う試みの様でした。
面白いと思ったのは、作業している人たちのみなり。
どう見てもプロの作業員とは思えない様な・・
この橋のたもとでは、大規模なビル街建設プロジェクトが進行中の様です。
もしかすると、その施工主関係の人達かも・・
いずれにしても、都市景観の積極的な美化、いい事ですね。
神田川に掛る橋は、名前からして趣のある物が多い。
面影橋、柳橋、聖橋、曙橋・・・そしてお化粧中のこの橋は常盤橋でした。
※9/11に都内で撮影(iPhone8にてスナップ)