この先一人で・・2018/11/17 21:22

この先一人で・・
秋と冬の境目にある事を物語る感じの高い空が広がりました。
そこに掛かるのは、刷毛をすーっと走らせて描き出した様な軽めな雲。
眺めているだけで、気分が軽くなりました。
こんな日はきっと・・と言う事で、地上に観察の目を向けたのですが・・
ハラビロカマキリの卵のう
めざす昆虫の姿はさっぱり。
その代わり目に入るのは、この様に黙して動かずの物ばかり。
樹木の細枝に産み付けられたハラビロカマキリの卵のう。
通常目にする物に比べ、その小ささが際立っていました。
もしかすると、これを残したメスが最後に産み落とした打ち止め品なのかも・・
さて、そのメスはどこに?・・近くを探りましたが、出会いは叶わずでした。
セグロアシナガバチ
昆虫については、手応え殆どゼロだなと思っていたら、耳元で恐ろしい音が・・
ブーンと翅を震わせる音!・・攻撃性の強いハチが発する威嚇音でした。
じっと動かずを貫いて事なきを得ました。ほっとして、目を転じたらこのとおり。
威嚇音の発生源・セグロアシナガバチのメスがサクラの幹に張り付いていました。
今の時期、同種の新女王蜂は元いた巣を離れ、単独行動に入るとされています。
そして越冬生活を送り、来春に誰の手助けも借りずに新しい巣作りをするらしい。
今は、その準備段階なのかも知れません。
この先一人(?)で大変だねと声を掛けたいけれど、音で脅かすのは願い下げだなぁ。

※11/17に都内で撮影

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