隠れ上手2018/11/18 19:39

隠れ上手
冬の足音が間近に迫った今、昆虫観察も手応えなしのケースが多くなりました。
でも、根性を入れて目を凝らせば・・そんな実例を一つ紹介します。
ここは、草木の緑の葉が乱雑に繁った土地の区画を仕切る植え込み。
何が何やらって言う感じですが、画面内に割と大きな昆虫が写っています。
ぴんと来るかも知れませんが、ヒントは画像ほぼ中央です。
緑の葉に潜むクビキリギス
植え込みに潜んでいたのはこれ。キリギリスの仲間のクビキリギスでした。
この様に内側に湾曲した葉の窪みにうまくはまり込んでお昼寝中の一コマです。
周囲に違和感なく融けこむ緑の体色。
ここなら絶対安心さって言う余裕で、だらんと伸びきっていました。
この種は成虫のまま越冬します。長い冬を無事越して行くには巧みな隠遁の術が必須。
今日の個体はその術を巧みに行使中だったと言うわけ。
なお、この種には褐色タイプも存在します。参考の為、その画像を下に掲載します。
褐色タイプのクビキリギス
今日緑色タイプに出会った場所近くの草むらで10月7日に見た褐色タイプです。
こちらは、今日緑色タイプがいた植え込みでは違和感あり過ぎ。
冬の間、潜んで暮らすのは、枯れ色に変化した草むらでしょうね。

※緑色タイプは11/18に都内で撮影。
※褐色タイプは10/7に同地で撮影し、同日ブログに掲載済み画像の引用掲載です。

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