すみかを発見! ― 2018/12/27 21:23
再び芽吹く迄の長い冬の眠りについたその眺め。
この環境では、活動する昆虫に出会うのはまず不可能と感じたのですが・・ じーっと目を凝らしたら、いました!・・黒光りする不気味なやつ。
サクラの幹上をゆっくり歩行中のヨコヅナサシガメ幼虫でした。
他の昆虫の幼虫等を襲い吸汁する食性を持つ獰猛なカメムシです。
この種は、幼虫の形で越冬し、翌春に羽化をして成虫となります。
この様に幹上を歩くのは、日光浴 兼 いい獲物が見つかればと言う事かも・・ 幼虫の動きを目で追ってみたら、冬の間のすみかにたどりつけました。
幼虫が覗き込んでいるのは、サクラの幹に出来た大きな割れ目状の窪み。
この画像でははっきりしませんが、中には数匹の幼虫が潜んでいました。
窪みの方角は南向き。晴天日には陽射しの温もりもたっぷりと浴びられそう。
集団でこの窪みに潜み春を待つ。実にいい場所を見つけたもんだなぁと・・
※12/27に都内で撮影