底力を見る2019/02/21 21:49

底力を見る
地面にべったり張り付いて越冬して来たヘラオオバコのロゼット葉の今の様子です。
ここ2週間のほどの間に、むくむくと立ち上がる姿を目にする様になりました。
そして今日目にしたのがこれ。葉っぱの間から空を目指して伸び始めた花茎です。
成長した際の長さは、40センチを優に越す位のノッポぶり。
それに比べるとまだまだですが、それでも次の段階に入った事は間違いありません。
ヘラオオバコのロゼット葉
これは2月7日に同じ草地で目にした同種のロゼット葉です。
まだ花茎の存在は確認出来ませんが、葉っぱの勢いはこの時点でもかなりのもの。
公園の一部でもあるこの草地。環境美化の為でしょうか、頻繁な除草作業が入ります。
野草の生育には好ましくない筈ですが、そんな中でもしぶとく生きるこの姿。
要注意外来生物としての底力を見せつけられた気がします。
似合わない組み合わせ
花の姿は優しいけれど、底力は意外にも・・
そんなキャラクターを持つ野草の一つがこのオオイヌノフグリです。
小粒な花が集団で咲く様子は、春の訪れを告げてくれる嬉しい光景と言えそう。
この花の開花を待ちわびていた昆虫の数も多い筈。
蜜を求めるアブやハチ、それに小型の蝶が常連客なんですが、時々場違いな奴も・・
今日もそいつが来ていました。アリの中でも大型種に属するクロヤマアリ。
ごつい姿に似合わず、花の蜜や花粉が大好物みたい。
それにしても、絵的にはいまいちで、花を虐めている様にしか見えません。
この花には姿優しいシジミチョウの仲間がベストマッチなんですが、今季はまだ。
早くその組み合わせを目にしたいと願っています。

2/21に都内で撮影(中段画像は2/7に撮影し同日記事に掲載済みの物の引用です)