春はすぐそこ?・・2019/02/06 21:39

春はすぐそこ?・・
ぽかぽか陽気の日があったかと思えば、また震え上がる様な寒さに逆戻り。
本格的な春の始まりには少し時間かかりそう。目にする自然も冬モード継続中です。
木立の下は、この様に枯葉が幾重にも重なって、さながら褐色の絨毯状態でした。
そんな中、場違いな程に鮮やかな緑が。枯葉の下のドングリから生まれた幼木ですね。
こんな元気な姿を見る限り、春はもうすぐそこかなぁと・・
冬木立で見たガガンボ
幼木は寒さに負けず、元気一杯。さぁ、ぐんぐん伸びるぞ!って言う雰囲気。
一方、木立内を生息圏とする昆虫たちの現状は?・・依然静寂の日々と言う感じです。
でも、良く目を凝らせば、少数ですが、それなりに・・
その一例がこれ。脚長昆虫ガガンボです。ふらふら飛んで、この枯れ枝にふわり。
いかにも華奢なその体形。動作も緩慢で、生命力と言う点では大いに疑問符が・・
でもそれなりの数が生息中。昆虫は見かけによらないの好例かも知れません。

※本日撮影の画像ではありません(2/5に都内で撮影)

春近しを感じて・・2019/02/07 21:17

春近しを感じて・・
野草達が見せる今の時期限定の姿、それを目にするのも自然観察の楽しみです。
気温の高低差が激しい今、しかし春近しを感じて立ち上がる姿は総じて可愛らしい。
例えばこの若草。
布団から顔を覗かせて、オギャーと泣き声をあげている赤ちゃんの様にも・・
まだ寝ぼけているかなのロゼット葉
円盤状に拡がる形で地面にべったり張り付き、寒さに耐えていた各種ロゼット葉。
それらも、そろそろ起き上がろうかなと言う時期に入った様です。
これはそんなひとつを上方から俯瞰した一枚。
放射状に拡がった様子がロゼット葉の特徴を表しています。
でも起き上がりの高さはまだまだ。寝ぼけ顔のロゼット葉と言った感じでした。
ヘラオオバコのロゼット葉
春風が吹くのを待ってはいられない。そんな感じの姿を見せていたのがこれ。
繁殖力抜群のヘラオオバコのロゼット葉。何とも勢いのある立ち上がり方でした。
これらの葉の間からひょろっと長い茎を伸ばし、先尖り筒型の花穂を付ければ完成。
他種への影響も心配される為、要注意外来生物に指定されているツワモノです。
今年もその実力を遺憾なく発揮しそうな雰囲気でした。

※2/7に都内で撮影

ボケてはいない2019/02/08 21:59

ボケてはいない
低木ボケの花がちらほらと咲き始めました。
見るからに硬そうな花びらは、寒さへの耐性が極めて強い事を物語っています。
この花を見るたびに、随分イメージ違いな名前をつけられたもんだなぁと・・
見るからにしっかり者。全然ボケてはいませんね。
ボケの枝で見た白い壺とは?・・
開花を待つつぼみの脇で、不思議な形の物を発見!。
白い壺を思わせるその形。ある昆虫の繭(まゆ)なんです。ただし用済みの・・
その昆虫は蛾の仲間イラガ。上部に空いた丸い穴は幼虫が這い出た出口と言う訳。
役目を終えたとは言え、がっちり枝に張り付いて朽ちる気配を見せません。
さて、この頑丈なパッケージから誕生した幼虫とは?・・
ブスリに要警戒
これは、2018/7/28に撮影した、その幼虫の画像です。
悪名高き、針千本(?)の恐ろしい奴。
背中には細かい針がびっしり生えていて、うっかり触れようものなら激痛が・・
ビリビリとくるその痛みから、デンキムシと言う俗名がつけられています。
あのボケの植え込みの背後には、かなりの高さの樹々が繁っています。
初夏以降、その樹間を歩くときには、くれぐれも要注意!でしょうね。

※2/8に都内で撮影(最下段の画像は2018/7/28の当ブログに掲載済の引用)

一角獣との再会を・・2019/02/09 22:08

一角獣との再会を・・
正に季節外れ。
雪も降ろうかと言う今の時期にオンブバッタ幼虫を複数確認出来る場所があります。
これは、過日、そこで出会った一匹。
ご覧のとおり、本来二本備わっている筈の触覚が一本しかありません。
誕生後何らかの理由で欠損したのかは判りませんが、不自由だろうなと・・
バッタ幼虫が生きて行くには極めて厳しい環境と思われる今の草むら。
緑と紅のツートンカラーを持つ小さな一角獣、成長した姿をぜひ目にしたいなぁと・・

本日撮影の画像ではありません(2/3に都内で撮影)

雪の翌日に・・2019/02/10 22:34

雪の翌日に・・
東京の雪は予報程の量にならず、私が見る限り雪の痕跡を残す箇所は皆無でした。
戻って来た晴天。その空を見上げたら、こんなバトルが繰り広げられていました。
自分達の領域に侵入して来たのでしょうか。ノスリを執拗に追いかけるカラスです。
これは仲が悪い組みわせ。ただ互いに傷つけ合う所まで行かない所にやや疑問符が・・
タンポポ三兄弟
降雪量が少なかったとは言え、一時的には白い雪が地表を覆い尽くしました。
その冷たさにも耐え、今日は元気に花開いたタンポポ三兄弟。
ただ、向いている方向がそれぞれバラバラ。
これを見る限り、春を呼ぶお日様パワーがまだ十分ではない様です。
オンブバッタ幼虫
時期外れと言える感じでオンブバッタ幼虫が群れる場所があります。
昨日の雪の影響は?と気がかりだったので、目を凝らして観察しました。
結果的には大丈夫。若草の緑に良く馴染む幼虫に出会う事が出来ました。
ただ気になったのは、いつもの観察では複数を確認出来たのに、今日はこれだけ。
生き延びたのはこの一匹だけと言う事でなければいいのですが・・
ポカポカ陽気の春がどっかり腰を据える迄は、気がかりな日々が続きそうです。

※2/10に都内で撮影