画期的な変身2019/05/03 20:47

画期的な変身
好天の日に必ず出会える昆虫と言えば、テントウムシの仲間が筆頭に挙げられます。
これはナナホシテントウ。カラスノエンドウを食害するアブラムシ退治に出動の図。
さて、一緒に写っているアリは?・・テントウとは真逆の立場でここに来ています。
アブラムシがお尻から出す甘露を吸う代わりに、テントウの攻撃から護るのが任務。
でも、そんな争いを見た事がありません。双方とも、かなりナァナァの関係ですね。
ナナホシテントウのさなぎ
テントウムシが凄いのは、成虫のまま長い冬を越す事が出来る点。
寒さにじっと耐えた冬も遠くに過ぎ去った今は、まさに活動の最盛期と言う訳。
と言う事で、現在、鋭意量産中。成長の各段階をいっぺんに観察出来る好機です。
これは成虫になる一歩手前のサナギの姿。
右上に写っているのはサナギになる為に、脱ぎ捨てたばかりの幼虫の抜け殻です。
さて、その幼虫時代の姿はどうだったかと言うと・・
ナナホシテントウの幼虫
これです。
サナギは何となく成虫の面影が感じられる形ですが、これは全く別物って言う感じ。
不気味な雰囲気さえ漂っています。
これがやがてあの親しみやすい姿の成虫に・・まさに画期的な変身ですね。

※成虫とサナギは5/3に、幼虫は5/1に、いずれも都内で撮影