アリのシルクロード2019/06/14 20:40

アリのシルクロード
東西を結ぶ交易路として、ユーラシア大陸を縦断する形で設けられたシルクロード。
過ぎし日の壮大なロマンを感じさせる言葉ですが、それは今でも私達の足元に・・
そんな事を感じさせる光景がこれ。枯葉が積もる地表を行き交うアリ達の行進です。
ゲットした餌を巣に持ち帰ろうとする者、これからそれを探しに行こうとする者。
いつ果てるとも知れない数のアリ達の行進が、切れ間なく続いています。
寒い時期にはさっぱりでしたが、ここに来てその賑わいに拍車が掛かった様です。
情報交換中(?)のアリ
ただ行き交うだけでなく、情報交換も欠かせない行動の様です。
画像ほぼ中央、頭をつき合わせた2匹のアリのポーズを見て、ふとそんな事を・・
”美味しい餌のありかはあそこだよ”・・”判った、急いで行ってみるよ” ・・
待ち伏せをするアリグモ
いにしえのシルクロードには、様々な危険や困難が待ち受けていた筈。
盗賊の出没や、砂嵐などの自然災害が頻繁に起きていたものと思われます。
それは、現代のアリ達のシルクロードに於いても同様です。
その事を示す光景が、これ。
巣に向けて餌を持ち帰ろうと大急ぎで歩行中のアリ。その左上に注目です。
同じ仲間のアリの様にも見えますが、形状的に、なんとなく違和感あり。
それもその筈、これはアリに擬態した姿が特徴の蜘蛛・アリグモです。
アリ達で賑わう場所に出没して、隙あらば襲ってしまおうと言う不届き者。
アリの動きが活発になった今、この種よからぬ者も多忙な日々を送っている様です。

※6/14に都内で撮影

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