土中に消えた蜂2019/07/08 20:57

土中に消えた蜂
土中に潜むコガネムシ幼虫の体内に産卵し、孵化した幼虫がそれを餌として育つ。
そんな生態を持つハチがいます。キンケハラナガツチバチもそのひとつ。
話としては分かっていたのですが、その現場に出会う事はなかなか叶わず。
でも、今日、それを実行中と思われる場面に遭遇しました。
まずは、木立の中、落ち葉等が散乱する泥面をじーっと見つめる後ろ姿から・・
この後、意を決した様に、穴を掘り始めました。
体の殆どが土の中
柔らかい泥なので、穴掘りは意外と簡単なのかも・・
それ程時間を掛けずに、体の殆どが穴の中に没してお尻だけが見えている状態に・・
この後、完全に姿が消え去りました。
鋭意作業中と思われますが、その様子は当然の事ながら見えません。
穴から這い出すキンケハラナガツチバチ
暫く時間をおいたら、こうなりました。仕事を終え、穴から這い出てきた瞬間です。
狙い通りにコガネムシ幼虫を発見、無事産卵を終えてやれやれと言った感じ?・・
産卵後(たぶん)の一休み
穴掘り名人とも言えるハチの全体像がこれ。
穴の近くにあった枯れ枝に止まって一休み。この後、翅を震わせて飛び去りました。
卵を産み付けられたコガネムシ幼虫にとってはとんだ災難と言うわけですね。
見かけで脅かす
参考に、2018年9月24日のブログ記事に載せた平常時の姿を引用掲載します。
秋に咲くイヌキクイモの花での吸蜜風景です。
吸蜜に熱中する姿と、穴掘りをする姿。ギャップあり過ぎで戸惑いを覚えます。

※7/8に都内で撮影
吸蜜風景は2018/9/23に撮影し9/24の記事に掲載した画像の引用掲載です。