迫力満点な目2019/07/21 20:21

迫力満点な目
薄曇りの空の下、夏草が繁る草むらで出会った迫力満点な目。
脚を踏ん張ったポーズから、今にも襲いかかって来そうな感じさえするのですが・・
キリギリスのメス成虫
全体像がこれ。立派に成長したキリギリスでした。
お尻に鋭く尖った産卵管が生えていますので、成熟の域に達したメスですね。
ここ迄成長した個体は、繁みの奥に潜んでいる事が殆どですが、今日は表舞台に・・
そうしたいところだけど、蒸し暑くてたまらないのよと言う事だったかも・・
それにしても、この姿を目にして頭に浮かぶのは、4月中旬のあの出会いの記憶。
ギョロ目が多数
その記憶とはこれ。同じ草むらで出会った今年初遭遇のキリギリス若齢幼虫です。
ヨモギの葉の大きさとの対比から判る通り、その大きさは超ミニ。
これが大量に誕生してピンピンと飛び跳ね!。何とも賑やかな事になっていました。
それから3ヶ月超、数度の脱皮を経て、今日見たあの姿に成長したんですね。
但し、4月の時点で目にしたあの幼虫全てが、順調に成長出来た訳ではありません。
外敵の攻撃などの困難を乗り越えた幼虫だけが、今日見たあの堂々たる姿に・・
そして、来春の幼虫誕生につながる産卵を粛々と行う。
そんな生存サイクルを思うと、昆虫世界の厳しさを改めて実感させられます。

※7/21に都内で撮影。幼虫は4/13に撮影し同日記事に載せた画像の引用掲載です。