秋に生きるトンボとして・・ ― 2019/10/10 20:11
まだかなり遠方にあるとは言え、既にその影響が現れ始めているのでしょうか。
それ迄ひろがっていた青空が消えて、不穏な雲が空を覆い始めました。
そんな空をバックに、くっきりシルエットになっていたのはアキアカネ。
秋を生きるトンボとして、嵐に耐える事は、不可避のさだめなんでしょうか。
無事生き延びる事を祈るばかり。 このアキアカネが止まっていたのは、彼岸の頃に見頃を迎えていたヒガンバナの花。
紅色の花弁は、いまや色を失い、よれよれになってうなだれていました。
紅色に染まったアカネのお腹が、この花の最盛期の鮮やかさを今に伝えている感じ。
秋に生きるトンボとしての役割を、けなげに果たしている様に思えました
私としては、この鮮やかな紅色を、この先出来るだけ長い間、見続けたい気持ちに・・
※10/10に都内で撮影