季節を進ませる雨に・・ ― 2019/11/27 20:09
遊歩道には、鮮やかな黄色の絨毯が敷き詰められていました。イチョウの落葉です。
台風による影響もあり、こんな光景は無理かなと思っていたけれど、ほぼ例年通り。
自然は、人が思うほどにヤワな物ではない事を実感させられました。 イチョウの葉は、時を合わせた様に一斉に散り落ちる。
いっぽう、低木ドウダンツツジの葉は、長く枝に留まり続けます。
鮮やかな紅色から枯れ色へ・・ゆっくりと色変りを進めます。
今日目にしたのはしっとりと雨に濡れた姿。派手過ぎず、かと言って地味過ぎず。
最も味わい深い色合いを見せる時期が、今なのかも知れません。 色変りを進める木立の中にいたジョロウグモ・雌。
ぼろぼろに壊れた網を直す気力も失せた様で、所在無さげにぶらさがっていました。
こんな粗末な網に掛かるドジな昆虫の姿は、当然の事ながら皆無。
さらに定番的な眺めである、遠巻きに寄り添う小さな雄の姿も既に無し。
降り続ける雨が、この雌への最後通告を告げていたのかも知れません。
※11/27に都内で撮影