真逆な空の下・・2020/01/12 19:27

真逆な空の下・・
すっきり晴れ渡ればそれなりに軽快な雰囲気を漂わせる冬の空。でも、今日のは真逆。
重苦しく掛かる雲間に、薄ぼんやりと太陽が顔を覗かせる様な、陰鬱な雰囲気でした。
当然の事ながら気温もかなり低めで、観察地もしーんと静まり返っていました。
野鳥の羽根が落ちていた
そんな空の下、枯れ草の上でこんな物を目にしました。
種類は判りませんが、野鳥の羽根ですね。
今の時期は冬鳥達の活動が活発。野鳥同士の争いも頻繁に起きている筈です。
これは、そんな激しい争いの痕跡なのかも知れません。
中々趣のある色合いだなぁなんて、楽しんでしまってはいけないのかも・・
ユキヤナギの枝にあるオオカマキリ卵のう
野鳥はさておき、昆虫達の動きは?・・
動くものの姿はさっぱりで、手持ち無沙汰もいいとこと言うのが実情でした。
黙して動かずの冬越し態勢にあるものの観察が主体とならざるを得ません。
そのメインターゲットのひとつが、各種カマキリが産み落とした卵のうの観察です。
これはユキヤナギの小枝に産み付けられたオオカマキリの卵のう。
以前にも当ブログでも取り上げましたが、今日は新しい発見が・・
卵のうの周囲の枝に注目。薄緑色の葉芽がぷっくりと膨らみ始めていました。
これらがパカっと割れて、幼い葉が顔を覗かせる春への準備が進行中なんですね。
気がかりは卵のうとの関係。もしかすると卵のうの陰に数個の芽が潜んでいるかも・・
でーんと居座った卵のうに邪魔されて、所期の目的を達成出来ずなのかも知れません。
芽の数が多いので、木全体から見れば、さしたる影響なしかもですが・・
依然生き続けているジョロウグモ
私の注目点はもう一つ。別のユキヤナギにいるジョロウグモ・雌の安否確認です。
この時期になれば、当然無理だろうなと思ったのですが、この通り。
網はボロボロに壊れていますが、現役時代のポーズのまま生き続けていました。
私の記憶では、この時期まで生存し続けた個体は初めて。
ここまで頑張ったんだから、来季も現役で・・は無理でしょうね。

※1/12に都内で撮影

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