憎き野鳥の仕業だけど・・2020/03/02 19:34

憎き野鳥の仕業だけど・・
秋に産み落とされた各種カマキリの卵のう。
長い冬を乗り越えて、新たな生命誕生の時を待つだけと言うケースばかりでは・・
その一例がこれ。細長いヨシの茎に産み付けられたオオカマキリの卵のうです。
ご覧の通り、側面に大きな穴があいた悲惨な状態になっていました。
実はこの卵のう、以前から私の観察対象でこんな事態を全く予測していませんでした。
その経緯を下の画像で説明します。
水草の茎に産み付けられたオオカマキリ卵のう
これは、2/11に撮影した同じ卵のうの画像です。
どこにも損傷が見られない、産み落とされた時のそのままの状態を保っていました。
この観察時には、卵のうを狙う野鳥達も止まれない程の細い茎なので、安泰だなと・・
でも、結果的には、上段の画像の通りの悲惨な状態に・・
どうやら、シジュウカラ等、卵のうに目のない野鳥達の実力を見誤っていた様です。
不安定な細長い茎に脚をかけて止まり、鋭いクチバシでガシガシほじくって・・
中に眠っていた新しい生命のなりゆきは言わずもがなですね。
オオカマキリ卵のうの内部の様子
ひどい奴らだなぁと、野鳥達を憎む気持ちが湧いてきましたが、恩恵と言う面も・・
それがこれ。ほじくり返された穴から覗く事が出来た内部の様子です。
ハチの巣を思わせる様な窪みが整然と並んでいました。成程こうなっているんだ!。
普段目にする事が出来ない、卵のうの内部構造を確認出来たのも野鳥のおかげ。
とは言うものの、やはり野鳥憎しの気持ちは変わりませんね。
他の卵のうにも被害が及んでいないか、心配な気持ちが強く湧いて来ました。

※上段と下段の画像は3/1に、中段の画像は2/11に、いずれも都内で撮影
※中段の画像は、2/12の記事に掲載したものの引用掲載です。