以前の撮影画像から・・2020/04/10 20:36

以前の撮影画像から・・
一向に好転の兆しが見えないウイルス禍、気持ちが暗くしずんでしまいそうです。
自然にいきいきとした彩りが戻り、人の心に元気を与える時期である筈なのに・・
ここでは、だいぶ以前の撮影になりますが、そんな彩りを感じられる画像を2枚。
群馬県沼田市の田園に立つ一本桜です。
田園の枝垂れ桜
ちょうど見頃を迎えた時期に撮影出来た幸せな画像でした。
枝垂れ桜の樹下にぽつんと写っているのは、赤いおべべを着たお地蔵さん。
春爛漫を感じさせる、のどかな風景でした。

※2009年4月22日に撮影。
私のWebページ「デジイマフォト蔵」に掲載した画像を転載しました。
http://www.asahi-net.or.jp/~qt4t-smy/

些事と言える事かも・・2020/04/11 19:39

些事と言える事かも・・
人の世の混迷をよそに、自然は例年通りの変貌を着々と進めています。
すぐそこの公園でも、樹々の葉の若緑が鮮やかさを競う様にデビュー中。
これはエノキの若葉。
いかにも柔らかそうな質感で誕生後間もない事を物語っていました。
しかしどの葉を見ても完全無欠な物は無し。こうなったのには当然理由がある訳で・・
ヘリグロテントウノミハムシ
その犯行現場をおさえる事が出来ました。
自分が付けた大きな食い跡の近くで一休み中だった小さな甲虫。
一見、テントウムシの様にも見えますが、否。
植物の葉を主食とするハムシの仲間・ヘリグロテントウノミハムシでした。
おいしい若葉が顔を揃える頃に合わせて、勇躍誕生した模様。
益虫であるテントウムシに擬態して悪事を働くとは・・かなりのワルですね。
アワフキムシ幼虫のシェルター
若葉が誕生する頃に良く目にする奇怪な物体がこれ。
木の細枝などから垂れ下がる泡状の物体。実はこれも昆虫の仕業です。
植物の汁を吸う事を食性とするアワフキムシの幼虫が潜む、いわばシェルター。
材質は幼虫が排出するオシッコ。それを巧妙に泡だててこの形に仕上げます。
やがて成虫になった際にも、食性は幼虫時と変わらず、植物の汁吸収。
植物にとっては、”迷惑な奴に取り憑かれたな” に違いありません。
でも伸び盛りで勢いのある今の時期の植物にとっては、些事と言える事かも・・

※4/9と4/10に都内で撮影

以前の撮影画像から・#22020/04/12 19:39

以前の撮影画像から・#2
例年に比べ早めに始まった春本番ですが、特異な世情もあり、盛り上がりは今一つ。
疫病の流行がはやく終息に向かう事を望むばかりです。
先日に続いて、以前に撮影した画像から、春本番を感じさせる画像を3点掲載します。
2007年の5月初旬に、群馬県沼田市で撮影した田園風景です。
ナノハナと、若緑に萌える樹々、そして畑仕事に精を出すお年寄りの組み合わせ。
懐かしい童謡を口ずさみたくなる様な風景に出会えました。
日本の春ここにあり
降り注ぐ陽射しも柔らかめで、この穏やかな風景にぴたりマッチしていました。
日本の春ここにありと言う感じでしょうか。
ナノハナに止まるベニシジミ
ナノハナに似合う蝶と言えばモンシロチョウが思い浮かびますが、これも中々。
ナノハナで吸蜜するベニシジミ。至福の時をゆったり過ごしている感じでした。

※2007年5月8日と9日に沼田市の田園で撮影。
私のWebページ「デジイマフォト蔵」に掲載した画像を転載しました。
http://www.asahi-net.or.jp/~qt4t-smy/

ヤツデの若葉にて・・2020/04/13 17:55

ヤツデの若葉にて・・
冬の間も青々とした大柄な葉をつけ続けた低木・ヤツデ。
タフなその葉も世代交代の時期に入った様です。これは先日目にした生まれたての葉。
まだヨレヨレですが、この先順調に行けば、シャキッとした手の字型に・・
再び寒風が吹きすさぶ来冬迄の、長い長い人生・否・葉生がいよいよスタートです。
ヤツデの若葉から吸汁するヤツデキジラミ
その若葉で目にした、ちょっと気がかりな光景が、これ。
ヤツデの葉に寄生する定番昆虫とも言えるヤツデキジラミの成虫2匹でした。
今の時期の瑞々しい葉っぱの汁が一番おいしいのよって言う事で葉脈から吸汁中。
汁を吸うだけならまだしも、ヤツデの葉に被害を及ぼすスス病の原因にもなるとか・・
誕生早々、厄介な奴に取り憑かれたこの葉っぱ。この先の生育がかなり気がかりです。
仲良く並んで・・
これは2月8日に同じヤツデで目にした光景。(同日記事に掲載した画像の引用)
成熟した葉っぱの葉脈に取り付いていたヤツデキジラミの幼虫2匹。
食性は成虫同様、葉脈から汁を吸い出す事。これは、それを実行中のシーンでした。
この時の幼虫ペアーが成長し、若葉に乗り移って猛食を開始?・・
そんな展開を推理してしまいました。そうだとすれば、ほんと迷惑な奴らだなぁ・・

※4/10と2/8に都内で撮影

超近場での観察2020/04/14 20:57

超近場での観察
超近場での昆虫観察画像を一枚。
足元のアスファルト面に目を落としたら、細長い物が小刻みに動いていました。
良く目を凝らしたらこの通り。大物を巣穴に向けて運搬中のアリでした。
その体勢はお尻を後ろ向きにしての引きずり動作。
正に全身の力を込めてのお仕事ぶりでした。
でも、巣穴に辿り着いて、いざっ運び引き込もうとしたら、デカ過ぎて入らないよ!。
そんな結果に終わらない事を祈るばかり。ムダ働きじゃぁ悲しすぎるからね。

※4/14に都内で撮影