あきらめ顔で・・2020/05/06 22:28

あきらめ顔で・・
どんよりと曇った空から小粒な雨が降り続けた連休最終日。
ゴールデンウィークらしからぬ雰囲気に包まれた現状に相応しい展開だったのかも。
しかし、濃さを増し始めた樹々の葉にとっては恵みの雨となった様です。
ハエの顔相をじっくり観察
そんな葉の一枚に止まっていた太っちょなハエ。
こんな日は調子がいまひとつと言う事で、あきらめ顔(?)で固まっていました。
お陰で、顔面接写をバッチリ。
こうして見ると、かなり迫力のある顔相ですね。特に口器の凄さたるや!・・
バキューム性能抜群って言う感じでした。

※5/6に都内で撮影

すぐそこのCORONA2020/05/07 19:01

すぐそこのCORONA
太陽の外縁部に観測できるとされる、メラメラと燃え上がる光の輪が ”コロナ”。
ダイナミック、躍動的と言うイメージですが、今や完全にマイナスイメージに・・
そんな現状からの一日もはやい脱却を願って、すごそこで目にしたコロナを・・
花壇で見たコロナ
目にした瞬間に、そのコロナを連想させられたのは、花壇に咲くこの花。
例年なら、”綺麗に咲いたね” って素直に賞賛したい所なんですが・・

※5/4に都内で撮影

食欲全開!2020/05/08 21:19

食欲全開!
めざましい速さで濃さを増しつつある草木の緑。
この時を待っていましたとばかりに、昆虫達の動きが活発化しています。
活発と言っても、このキジラミの場合は、ヤツデの若葉に取り付いてじっと動かず。
太い葉脈から汁を吸い出す事に専念中でした。
のこのこ歩き回らなくても、ここにいさえすればお腹がいっぱい。
怠け者昆虫にはこたえられない食事環境の様です。
ヤツデの葉にいたアリ
大柄なヤツデの葉は、昆虫達それぞれに適した食事場所を提供している様です。
このアリは上向きの姿勢で口吻を葉っぱに接しさせて食事中でした。
体が柔らかいので、多少無理っぽいこんなポーズもへっちゃらさと言う感じ。
アジサイの葉で食事中のアリ
アジサイの葉では、無理っぽくないポーズで食事中のアリも目にしました。
至るところに大食漢・アリの姿あり。いよいよ超多忙な時期に入った様です。

※5/8に都内で撮影

若葉もつらいよ2020/05/10 21:25

若葉もつらいよ
樹々の葉の若緑が目にまぶしく映る頃。これはニレの木の若葉です。
次第に濃さを増してしまうので、この瑞々しい色合いを楽しむのも今のうち。
食い荒らされるニレの葉
同じニレの木では、こんな穴だらけの葉も目にしました。
そして穴のそばには、今まさに穴あけ作業に没頭中の良からぬ者の姿が・・
その名はニレハムシ。ニレの葉が大好物の大食漢です。
”今の時期の柔らかい葉が最高なのよ” と言う事で、この日も食欲全開でした。
虫こぶがむっくり
こちらは、葉っぱの表面からニョッキリと突き出した異様な物体。
ある種昆虫が、葉に刺激を与えて異常反応を誘発し育児場所を生成させた虫こぶです。
ニレの葉に出来るこれは、ある種アブラムシの仕業とか・・
食い荒らされたり、子育てに利用されたり、ニレの若葉もつらいよですね。
(ハルニレフクロフシ)

※5/9に都内で撮影

お尻をくいっと・・2020/05/11 20:43

お尻をくいっと・・
スカッと晴れ渡った空の下、樹々の葉の緑が目に迫って来ました。
ついこの間、若葉が誕生した様に思えるのですが、早くもこのボリューム感!・・
夏に向けて変身を急ぐ自然のパワフルさに圧倒される気がしました。
木立の下草に止まるナナフシ
日陰を求めて逃げ込んだ木立の中、下草の上で出会ったへんてこりんな昆虫がこれ。
長い胴体、同じく長い脚、でも頭部は不釣り合いな位に小さなナナフシです。
サクラが咲く頃に幼虫が誕生しますが、今年はその機会に恵まれずこれが初遭遇。
体をユラユラ揺らしながらゆっくり移動する姿に、例年通り変なヤツだなぁと・・
葉っぱに同化するナナフシ
止まった草の葉の形に体型をマッチングさせる特技もお手の物。
・・って言う事でお尻をくいっと・・
中々のエンターティナーぶりで目を楽しませてくれます。
今日はこの1匹だけでしたが、目を凝らせば他にもきっと・・
このエリアを観察の巡回コースに組み入れようと決めました。

※5/11に都内で撮影