ギャップあり過ぎ2020/06/20 21:22

ギャップあり過ぎ
こちらの気配を察知してさっと飛び去ったものあり。
逃げた方向を目で追ってみたら、その正体はこれでした。
翅の中でも一大勢力を成すシャクガの仲間・ツマジロエダシャク。
威風堂々の風格を漂わす姿。数ある蛾の仲間内でも最も偉そうな奴じゃないかなと・・
さて、今は偉そうにしているこれですが、前世はどんな姿だったかと言うと・・
葉っぱの先端で戸惑う尺取り虫
成虫の名にシャクと付いている事から推察出来ますが、幼虫時代の姿はこれ。
いわゆるシャクトリムシ(尺取虫)。物の寸法を測る動きになぞらえた命名です。
初夏の野では、くねくね体を伸縮させて、葉上を移動する姿を度々目にします。
結構愛嬌ある奴だなぁと見とれてしまうのですが、これがあの偉そうな成虫に!・・
ギャップあり過ぎだよと思えるのですが、それもまた昆虫世界の面白さなんですね。

※成虫は6/20に、幼虫は2019/5/26に、いずれ都内で撮影。
なお、幼虫画像は2019/5/27の記事に掲載済みの物の引用です。