梅雨明けの日に・・ ― 2020/08/01 20:53
見上げる空もダイナミックな真夏の表情に変わっていました。
気温も一気に上昇。マスクをかけたままでは、かなり息苦しさを感じる程でした。 枯れ枝の先に止まっていたこちらは、真夏の暑さを大歓迎の様子。
獲物の収穫量も上々の様で、大食い後の腹ごなしの為に一休みと言う感じでした。
(シオカラトンボ) アカボシゴマダラのメスが、日陰になる雑木林の中を忙しく飛翔していました。
そして時折見せるポーズが、このくいっとした形のお尻曲げ。
幼虫の食草であるエノキの葉に向けての産卵ですね。
様々な樹木の葉が雑多に茂るこの場所ですが、エノキの葉の特定には全く迷いなし。
母虫としての任務を忠実に果たそうとする真剣さに満ちた光景でした。
※8/1に都内で撮影
暑さに順応するには・・ ― 2020/08/02 21:39
真夏の訪れを歓迎している様な昆虫の姿が目に飛び込んで来ました。
湧き上がる夏雲を背景にして飛翔していたのは、3羽のアオスジアゲハ。
さらにギンヤンマと思われる大型トンボも加わって・・
真夏の昆虫ステージの開幕にふさわしいシーンと感じました。 これ以降の3枚は、本日・8月2日に撮影した画像です。
ジリジリと照りつける真夏の陽射しに対処する昆虫の姿のスナップショットです。
これは、水草の葉上で急角度のお尻あげポーズをとっていたチョウトンボ。
強烈な陽射しの直射を出来るだけ少なくしようと言う工夫ですね。 このシオカラトンボは、日陰になる場所に逃げ込んで暑さしのぎをしていました。
真夏に生きるトンボとは言え、暑さに順応する迄には少し時間が必要なのかも・・ ベニイトトンボ(雌)も、シオカラトンボに、右に同じくと言う感じ。
でも、体が長過ぎて、お尻部分まで日陰に隠れきれない所がちょっと気の毒でした。
※8/1と8/2に都内で撮影
意外な程にクール ― 2020/08/03 20:25
ミーン・ミンミンと鳴き叫ぶミンミンゼミのあの声が、まず頭に浮かびます。
その姿はこの通り。声から思い浮かぶ熱いイメージとは違って、意外な程にクール。
そのギャップに戸惑いをおぼえるのですが、今年も例年通り。
かなり賑やかな合唱音が、木立の中に響き渡り始めました。 こちらも、クールな翅色に反して、その行動はかなり熱い!。
強い陽射しが降り注ぐ中、水分を多く含んだ泥面に着地していたアオスジアゲハ。
何ともそぐわぬ光景ですが、これは体力を維持する上での必須な行動です。
泥に含まれるミネラル分を摂取して、真夏の暑さに耐えていこうと言う作戦。
蝶よ花よと言う通念とはかけ離れますが、これも又盛夏を象徴する光景なんですね。
※8/3と8/2に都内で撮影