エメラルドグリーンの瞳2020/08/06 21:41

エメラルドグリーンの瞳
エメラルドグリーンの瞳に見つめられて、真夏を実感。
すぐそこの木立でお見合いをしたこの生き物とは・・
涼やかな姿のミンミンゼミ
東京ではごくごく普通種と言えるセミ・ミンミンゼミでした。
透き通った翅、青緑基調の体色を持つ涼やかなセミですが、その鳴き声はかなり熱い。
アブラゼミにやや遅れをとりましたが、木立におけるメインボーカルの座を確保中!。

※8/6に都内で撮影

もりもり食べて・・2020/08/07 22:02

もりもり食べて・・
暑さ負けを防ぐためには、もりもり食べて体力をつけないと・・
判っているけれど、食欲の方がいま一つ芳しくなくと言うのが人の世の通例です。
しかし、昆虫の世界に目を向けてみると事情は逆転!。
食って食って食いまくるぞ!と言う感じの猛食ぶりを目にする事が度々です。
これはその典型。自分達が止まる場所の確保も難しい程に食いまくっていた甲虫2匹。
その小さい体で良く食うよと感心させられる光景でした。
(クズクビボソハムシ)
吸蜜中のアオスジアゲハ
花壇の花で猛食ぶりを見せていたのは、ランタナの花に止まるアオスジアゲハ。
小粒の花がびっしり密集して咲いているので、蜜をいくら吸っても吸いきれない。
そんな感じの至福の時を過ごしていました。なんともうらやましい。

※8/7と8/6に都内で撮影

目利きの名手も・・2020/08/08 21:49

目利きの名手も・・
葉上に止まり、こちらに向けて威圧的な視線を投げかける恐ろしい顔。
今にも襲いかかられそうな恐怖心を感じながらシャッターオン!。
アオメアブの全体像
全体像はこの通り。
何と表現していいのわかりませんが、只者ではないなぁと言う雰囲気が漂っています。
アオメアブ。昆虫を捕らえ、その体に口吻を突き刺して体液を吸う食性の持ち主。
全方角を見渡せそうな大きな複眼は、その荒技行使の為の必須の装備なんですね。
セミの抜け殻に止まったスズメバチ
荒技行使の代表種を挙げるとすれば、スズメバチの仲間も抜かす事は出来ません。
その恐ろしい行状については、度々、夏場のニュースネタになる事でも承知の通り。
人への攻撃はまだしも、他の昆虫を襲うなんて言うのは、朝飯前のちょろい行為。
でも、たまにはドジをしでかす事もあるみたい。今日目にしたこれはその一例ですね。
葉上に残されたセミの抜け殻に飛びつき、口器を接しさせてガシガシ・・
でも、すぐに、こりゃ餌にならんわと気づいたらしく、すごすごと退散しました。
目利きの名手もたまにはねって言う事で、ちょっとほっとさせられる光景でした。

※8/8に都内で撮影

チャームポイント多し2020/08/09 22:52

チャームポイント多し
鬱蒼と繁る木立の中を住処とするムラサキツバメです。
木の幹色に擬態している感じの地味な裏翅ですが、後端に突き出た突起がお洒落。
出会う度に、かなりウイットに富んだ蝶だなぁと嬉しくなってしまいます。
ムラサキツバメの眼
この蝶の本来のチャームポイントは、翅を開いた時に見える表翅の紫色の斑紋。
その確認は今日出来ませんでしたが、その代わりに別のチャームポイントを・・
それがこれ。大きな複眼の味わい深い色合いです。
光線状態にもよりますが、この様に微妙な色合いを見せる事にきづきました。
改めて、隠し味満載のシジミチョウだなぁと・・
ムラサキツバメの表翅
かなり以前の撮影ですが、表翅の紫色斑紋を記録できた画像を掲載します。
2016年11月6日に撮影した画像です。
秋も深まり、表翅にかなり傷みが生じていた事が残念。
今季は、ここまで待たされる事なく、もっと早くにと言う気持ちです。

※8/9に都内で撮影。参考画像は2016/11/6に撮影。

腹の足しになる?2020/08/10 23:06

腹の足しになる?
セミ集団の声が大音量で響き渡る木立。
どこに止まっているのかなとセミの所在を探ってみたら、こんな甲虫の姿が・・
枝から沁みだす樹液を求めるハナムグリの集団でした。
樹液の出はそれほど潤沢ではないみたい。奪い合いの格闘シーンに発展するかも・・
樹上に潜むハラビロカマキリ幼虫
その近くの葉裏には、こんなハンターの姿も・・
樹上性のカマキリ・ハラビロカマキリの幼虫でした。
幼虫時代は草地に生息しますが、成長につれて本来の居住地である樹上へ・・
体形は依然幼虫のままですが、既にその段階に足を踏み入れた様ですね。
一丁前のハンティングポーズで狙うのは、枝に止まるハナムグリ集団みたい。
さて、あんなに硬い殻をまとった奴らって、腹の足しになるのやら・・

※8/9に都内で撮影