季節が足早に・・2020/11/01 18:15

季節が足早に・・
久しぶりに、定例観察地に足を向けました。
数枚の葉を残すだけになった木。季節が足早に進んでいる事を実感させられました。
連結したオオカマキリ卵のう
昆虫たちも、来季に向けての動きを活発化している模様。
そのひとつがこれ。ユキヤナギの枝に産み付けられたオオカマキリの卵のうです。
大小二つが連結した面白い形をしていました。来春にはかなり賑やかな事になりそう。
ようやく出会えたアキアカネ
すっかり数が減ってしまったアキアカネ。
ようやく、日向ぼっこ中のオスに巡り会えました。
繁殖行動を終えて、いまはのんびりと余生を過ごす段階でしょうか。
穏やかな陽射しに恵まれた日が長く続く事を・・そう願いながらシャッターON。

※11/1に都内で撮影

翅を開くと・・2020/11/02 19:44

翅を開くと・・
花壇の花に来て吸蜜する小形の蝶。
一見するとごく普通のセセリチョウの様にも見えますが・・
キマダラセセリの稲妻模様
翅を開くと結構凄い!。
稲妻を思わせる派手な斑紋が現れて印象はがらりと一変します。
キマダラセセリ。初夏に現れて盛夏には姿を消し、秋に再び姿を現す季節限定種。
今年もその通りの展開となりました。さて、嬉しい出会いはいつ頃まで?・・
日光浴をするキタテハ
こちらは冬が本格化しても出会いが可能なキタテハ。
そんな生き方を象徴する様に、日向ぼっこが大好きです。
この日は公園に掲げられた看板の上で実行中でした。
表示されているナガサキクマノは、そこに植えられているサツキツツジの呼称です。
ちょっと紛らわしいのですが、念のため・・

※11/1に都内で撮影

生憎な空の下2020/11/03 21:17

生憎な空の下
晴れの特異日とされる文化の日ですが、今日の空は真逆。
陽射しをさえぎる雲がかかり続ける生憎の一日になりました。
当然の事ながら、昆虫たちに活発な動きは見られず。
緻密な網の中央でスタンバイする小さな蜘蛛も、獲物ゼロの状態でがっくり?。
ニセアカシアの枝で見たミノムシ
そんな中、昆虫たちの冬越しへの準備が着々と進んでいる事を確認出来ました。
ニセアカシアの枝にぶら下がっていたこれは、通称ミノムシ。
ミノガの幼虫が潜むシェルター。枯れ葉を巧みに組み合わせて構築されています。
細い糸でしっかり枝にくくりつけられていますので、雨風への耐性はバッチリ!。
イラガの繭
ハンノキの枝では、イラガの繭(まゆ)を目撃しました。
枝の分かれ目にうまくフィットする形で、安定度抜群な雰囲気。
これなら、雪が降ろうがヘッチャラさと言う事でしょうね。

※11/3に都内で撮影

花壇の花に来て・・2020/11/04 18:34

花壇の花に来て・・
あいにくの空模様だった文化の日の翌日。
昨日がこうだったらと思える様な、穏やかな晴天がひろがりました。
花壇の花には、様々な蝶が集結して、賑やかな吸蜜風景を繰り広げていました。
これはベニシジミ。シジミチョウの仲間内では最も鮮やかな翅を持つ蝶です。
(花はユリオプスデージー)
モンシロチョウ
普通種とも言えるモンシロチョウも吸蜜に夢中。
まさに至福の時を過ごしている感じでした。
モンキチョウ
こちらはモンキチョウ。
黄色い花粉まぶしの様にも見えますが、この黄色はこの蝶のナチュラルカラー。
まさに相性抜群と言う感じの吸蜜風景でした。
以上、今日目にした蝶を3種。
秋の深まりもなんのその。賑やかさを増す蝶の世界の一端を記録しました。

※11/4に都内で撮影

今の時期限定の・・2020/11/05 20:53

今の時期限定の・・
午後4時半過ぎに見上げた西の空。群れて浮かぶ雲だけが薄紅色に染まっていました。
何とも微妙なこの色合い。今の時期限定の眺めと言えるのかも・・
アキアカネの翅輝く
陽が傾く時間がどんどん早まっています。その陽射しを浴びて輝くアキアカネの翅。
今日、目にしたのはこの一頭だけ。もしかすると、最後の生き残りだったのかも・・
目にしっかり焼き付けておきたい眺めとして、気持ちを込めてレリーズON。
ホソミイトトンボ
こちらは秋の終わりと共に消え去る事なく、成虫のまま越冬出来るタフなやつ。
今日、複数を確認出来たホソミイトトンボです。
そんなに細くて大丈夫?と思えるけど、寒気の影響を受け難い効果があるのかも。
無事春を迎えられる事を祈りたい気持ちになりました。

※11/5に都内で撮影