目に焼き付けておきたい・・ ― 2020/12/01 19:31
時節柄・・ ― 2020/12/02 17:28
これは、ヤナギの木に網を張っていたジョロウグモ。
網に掛かっていたのは、樹木の破片等ゴミばかり。肝心の獲物の姿がありません。
今日もダメだったかと、ため息を付きたい心境だったかも・・ ナワシログミの木にいたオオカマキリも、獲物の減少にお手上げで調子が狂った?・・
じっと見つめていたのは、枯れ掛かり、しおれてしまった花。
形や色的に、何らかの昆虫に見えなくもない様な・・
それって肉食性の君が食べるもんじゃないよって教えてあげたい気持ちになりました。
こんな、らしくない姿は目にしたくないけれど、時節柄、致し方ないのかなぁ・・
※12/1に都内で撮影
厳しい時期に・・ ― 2020/12/03 21:43
昆虫である事は間違いないのですが、シルエットになって詳細が掴みにくい。
しかし、私にとっては、こいつは、既に顔馴染み。
昼間に、同じ場所で撮影した画像を下に掲載します。 まごう方なきカメムシですね。
外来種ですが、最近生息分布を拡げつつあるとされるキマダラカメムシ。
南方からの渡来種らしいので、冬の寒さに耐える力は大した事ないみたい。
つのる寒さを凌ぐ為に、雨風を避けられるこの壁面を避難場所として選んだ様です。
毎日ここを通る度に観察を続けたのですが、殆ど同じ姿勢を保ったまま動きません。 これは今日(12/3)に同じ壁面で撮影した画像。
最初に目撃した日から、5日目にして、その姿がバッタリ消えうせていました。
じっと寒さに耐えて来たのですが、さすがに限界に達してしまった様です。
外来種と聞けば、あまりいい印象は持てないのですが、ちょっと可哀想な気も・・
昆虫達にとっては、いよいよ厳しい時期にさしかかりましたね。
上段の画像は11/29に、中段は11/28に、最下段は12/3に、都内で撮影
ジタバタ動かない ― 2020/12/04 20:53
少数が生き延びているアキアカネのこの姿がそれを物語っていました。
水辺に立つ木杭の上面にべったり張り付いて日光浴中。
こうする事で、多少なりとも体が温まる効果が期待出来るのでしょうか。
むしろ、こうしてヌクヌク気分を味わっていた方が身の為かなと思える光景も・・ それがこれ。
ジョロウグモの網に掛かってぐるぐる巻きにされたセセリチョウです。
天気の良さに誘われて活発に動き回った結果が、この悲劇と言うわけ。
獲物の減少に音を上げていた蜘蛛にとっては、まさにやったね!の状況でしょうね。 網は張らないけど、自慢の鎌を構えてスタンバイ中!。
ユキヤナギの木で待機していたオオカマキリです。
産卵を終えて、のんびり余生を過ごす今でも、ハンティングスピリットは依然健在!。
獲物よいつでもいらっしゃいの構えでしょうね。
べったり日向ぼっこで、ジタバタ動かない、あのアキアカネの生き方が正解かも・・
※12/4に都内で撮影
水上の軽技師 ― 2020/12/05 19:16
一見アメンボの様に見えるけど、がっしりとした体形に違和感あり。
良く良く観察したら、網を張らないタイプの蜘蛛の一種でした。
獲物である昆虫の数が減る一方の今、捕獲行動の拠点を水上に移したらしい。
(因みに右側が頭です) 水に浮かぶ事が出来る能力の秘密は、大きく拡げた6本の脚にあり。
この画像では、それぞれの脚先に同心円状の大きな波紋が確認出来ます。
この脚のふんばりがあればこその軽技と言う訳ですね。
さて、狙っているのは?・・
目にする所、さしたる獲物は確認出来ませんでしたが、勝算ありなんでしょうね。
それにしても、水に浮かぶ蜘蛛とはねぇ・・
※12/4に都内で撮影