コツを活かしての・・ ― 2020/12/31 19:21
そのコツのひとつが、どうって言う事もない物を見逃さない目配りです。
例えばこれ。葉っぱの葉脈と比較してもいかに小さいかが判ります。
色合いから見て、風に飛ばされてきた枯れ色の植物片にしか見えなかったんですが・・ 良く目を凝らせばこの通り。体形から見て、ヨコバイの一種である事がわかります。
筋状の模様も浮かび出て、中々の見栄えです。
でも、全てが、この様な嬉しい発見につながる訳ではありません。
単なるゴミだったと言うケースの方が多いですね。そこの所がちょっと辛い。 これは、遠目に見ても、昆虫である事がはっきりわかっていたケース。
胴長のハチかアブだなと言う認識でした。
でも、その程度で済まさない姿勢が必要。更に詳細を確認して見ると・・ 小さいけれど、お尻に尖った針を持つ、かなりアグレッシブなハチでした。
オナガコバチの仲間でしょうか。
以前からこの観察地に生息していたんでしょうが、全く気付きませんでした。
昆虫の数の減少は新たな発見にもつながる。あながち悪い面ばかりではないですね。
※12/31に都内で撮影
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