それなりの事情が・・ ― 2021/04/17 15:44
鬱蒼とした木立の下では、いかにも柔らかそうな幼木の葉を数多く目にします。
しかしこんな光景を見かける事も度々。穴ぼこだらけになった痛々しい姿です。
もちろん自然にこうなるわけはなく、当然犯人(?)がいる訳で・・ 思い浮かぶ容疑者の候補と言えば、やはりこれが有力かな。
これ以上スリムになりようも無い位の細長体形を持つナナフシモドキ幼虫。
これは、いつも出会う所から遠く離れた場所で見つけた、まったく別の個体です。
痩せの大食い達が、”我が時来る” と言う事で、各地で続々と誕生している模様。
若葉にとっては、頭をかかえたくなる様な、困った局面に突入でしょうね。 こちらは、葉っぱは食べないけど、汁ならいくらでも吸うよの大食漢。
ヨコバイの仲間の幼虫。太い葉脈に張り付いて、今まさに吸汁中と思われます。
葉っぱをムシャムシャ食べる奴に比べれば、葉っぱとしての被害はそれ程でも?・・
ではなくて被害を受ける植物にとっては、体力を弱らせる行為である事に違いなし。
困ったもんだなぁと思うけど、昆虫側にもそれなりの事情があるしなぁ・・
(ツマグロオオヨコバイの幼虫と推定)
※4/17に都内で撮影