曇天の下の草むらで・・2021/09/26 16:29

曇天の下の草むらで・・
昨日とさして変化のないどんよりとした曇り空の日中になってしまいました。
イヌキクイモの花も、何だか所在なさげに咲いている感じでした。
背後の緑は、大きな木を覆い尽くす様に繁茂したクズの葉の繁み。
”愚図つき気味の天気、何するものぞ!” のパワーには、つくづく感心させられます。
キンエノコロで吸汁するヒゲナガカメムシ
草むらに目を転じて見ると、カメムシの仲間たちのアクティブな姿がそこここに・・
これは、キンエノコロの穂先で直立姿勢をとっていたヒゲナガカメムシです。
びっしり並んだ毛の奥にある粒々からの吸汁に奮闘中の一コマと言うわけ。
ひょろっと縦に長い体形のメリットを活かした採餌ですね。
正にお似合いのカップル・・って言うか、キンエノコロには、とんだ災難?。
シマサシガメ幼虫の残虐な捕食シーン
しかし、ヒゲナガカメムシの吸汁シーンは、まだ平和的な方。
いっぽうこちらは、目を背けたくなる様な、残虐極まる光景です。
ナナホシテントウを捕らえて、その体液を摂取中のシマサシガメ幼虫。
昆虫世界に於いて、カメムシの一族は一大勢力とも言える存在。
そのキャラも様々で、セミの様にはかなげな者もいる一方、この様な凶暴な奴も・・
そこの所が興味深いと言えばそうだけど、このシーンはさすがにちょっとなぁ・・

※9/26に都内で撮影