目立つ・目立たない2021/09/06 14:41

目立つ・目立たない
すっきりとしない天気が続いている九月初頭。爽やかな秋風が吹く日は一体いつ?・・
そんな空の下でも、草地では秋の空気がお似合いの花を目にする事が出来ます。
何となく金平糖(コンペイトウ)を連想させるこれも、そのひとつ。
さて、名前は?・・なんですが、これがなんと、ママコノシリヌグイ。
葉や茎にあるトゲが、憎らしい継子のお尻を拭くのに最適なんだとか、オイオイ!。
何ともひどい発想による名付けですね。名前を変えた方がいいと思うけどなぁ。
ササゲの花
小粒で、色も控えめだけど、なぜか印象に残るこれは、マメ科植物・ササゲの花。
確かにマメ科植物の花の特徴をしっかり具備していますね。
この先も、色彩豊かな野の花々が、目を楽しませてくれる筈。
それには、爽やかな秋空の定着が必須条件と思えます。一体いつになったら?・・
枯れ葉に擬態した蛾
花粉を媒介して欲しい野の花は、様々な彩りで昆虫達にアピールをしています。
いっぽう、目立たずに身を護る事を第一義とする物が多いのが、昆虫の世界。
例えばこの蛾。ちょっと見には枝から散り落ちた枯れ葉の様にしか見えません。
でも、斑紋をよく見ると、見事な迄の左右対象!。
律儀な性格が、そんないい加減な事を許さないって言う事でしょうね。
そこのところがちょっと惜しいかなぁ・・

※9/5に都内で撮影

低温注意報が出た!2021/09/07 16:31

低温注意報が出た!
雨は止みましたが、スッキリとしない空。気温も今の時期としては低めでした。
気象庁から、都内に向けて、夏の低温注意報と言うのが出されたらしい。
オホーツク海高気圧が南に張り出して、周辺の北風が東京付近に吹き込んだ為とか・・
なんだか番狂わせな秋の始まりになってしまいましたね。
イヌキクイモの花、一輪だけ・・
秋に咲くヒマワリと言う感じのイヌキクイモの花が咲き始めていました。
咲き始めたと言っても、それなりの姿を見せていたのは、この一輪だけ。
季節外れとも言える低温続きで、開花がやや遅れ気味なんでしょうか。
しかし、蕾は多数。気温が例年並みに戻れば、黄色い花の賑わいが・・でしょうね。
オナガササキリ成虫
冴えない雰囲気の草むらですが、秋の主役達のデビューは順調に進んでいました。
これはオナガササキリの雄。秋の草にぴたりマッチする鋭角的な体形が特徴です。
元気に飛び跳ねる姿は、これから主役の一端を担う資格十分と感じました。
やる気喪失のオオカマキリ
こちらは、活躍の時を迎えた一員としては、いまいちやる気不足の印象でした。
草の葉上でクターッとしていたオオカマキリ。成虫になって間もない個体みたい。
”冴えない天気で獲物がさっぱり。ほんと参ったよぉ” って言うポーズでしょうか。
確かにこの場所ではそうかも知れないけど、いる所にはそれなりに獲物はいるよ!。
場所選びを間違えてるんじゃないの?。エキスパート一歩手前かなぁ・・
夕刻に見上げた西の空
これは夕方5時半頃に見た西の空。普段見慣れない雲がびっしり密集していました。
ひつじ雲 或いは うろこ雲?・・いずれにしても天気が良くなる前兆ではない様な・・
すっきりとした秋空が定着するのは、まだまだ先の事なんでしょうか。

※9/7に都内で撮影

冴えない空の下・・2021/09/08 15:08

冴えない空の下・・
昨日夕刻に見たうろこ状の雲は、やはり天気が崩れる事の前触れだったみたい。
(前日9/7の記事・最下段に、その雲の画像を掲載しています)
重苦しい雲が立ち込め、時折、雨がぱらつく生憎の空模様になりました。
そんな空の下、殆ど識別出来ない網を張っていたのは、ジョロウグモのカップル。
大きい方がメスで、比較にならないくらい小さいのがオス。
さて肝心の獲物の方はと言うと、ご覧の通りさっぱり。掛かっているのはゴミばかり。
ほんと今日は冴えないねぇと語り合っていたかも・・
コバネイナゴ、ヨシの葉を猛食中!
天気が悪かろうと、旺盛な食欲にはさしたる影響なし。
そんな感じでヨシの葉に大きな喰い痕をつけていたのは、コバネイナゴでした。
いくら食べても食べ足りないと言う感じ。
少しは手加減をと言う気もしますが、食い始めたら、もう止まらないと言う事らしい。
ヨシにとっては、いよいよ受難の日々に突入ですね。
キンケハラナガツチバチの吸蜜風景
こちらは、野の花と昆虫のフレンドリーな関係を示す情景。
ヤブガラシのオレンジ色の花で吸蜜するキンケハラナガツチバチです。
この距離でははっきり確認出来ませんが、体には名前の通り金色の繊毛がびっしり。
花が望む花粉媒介役としては、実に望ましい特性を持っている様です。
蜜をたっぷりプレゼントするから、花粉をいっぱい運んでいってね!でしょうね。

※9/8に都内で撮影

降ったりやんだり・・2021/09/09 14:19

降ったりやんだり・・
細かい雨が、降ったりやんだり・・天気回復の兆しが一向に見えません。
これは、そんな雨に濡れた低木の葉で目にした蜘蛛の巣。
葉っぱの湾曲を巧みに活用した、いわゆる隠れ網と言われるやつですね。
この下に潜んでいるのは、ネコハグモと思われます。
いずれにしても、雨の日は収穫がさっぱりで、やる気喪失の筈。
雨除け効果は期待できそうにないけれど、じっとしているしかないんでしょうね。
まだ開花していないノボロギクにて
晴れなくても雨の心配が無い日は、昆虫達の活動をそれなりに目にする事が出来ます。
これはノボロギクで目にしたマルカメムシとアリのツーショット。
花は、まだ固く閉じたつぼみの状態でした。
陽射しが乏しい日の連続で、秋の野の花も開花時期に遅れの傾向が見られるのかも・・
この花もダメかぁと、がっかりしている光景でしょうか。
ツユクサの花
湿っぽくて重苦しい空気の中で見るツユクサの花は、一服の清涼剤と言えそうです。
目で見る限りは、かなりいい線をいっているんですが、花としての本心は?・・
天気が芳しくない日は、花粉媒介役の昆虫の来訪もまばらな筈。
一日だけ咲いてしぼんでしまう花。やはり晴れた日に咲く方が幸せなんでしょうね。

※9/9と9/7に都内で撮影

青空が戻って来た!2021/09/10 15:41

青空が戻って来た!
秋の空は、やっぱりこれでなくちゃね!って感じの青空が戻ってきました。
その空を悠々と横切って行ったのは、輝く様な白い羽根を持つダイサギ。
まさに、ベストマッチな組み合わせと感じました。
廃木の幹にキノコがびっしり
昨日迄の愚図ついた天気の連続は、キノコの生育にとって好条件だった様です。
廃木の幹に白いキノコがびっしりと生えていました。
秋はキノコが旬を迎える季節。と言え、気軽に手を出せないのがキノコの難しさ。
察するところ、これも、やめといた方が・・のひとつかも。
ハラビロヘリカメムシの幼虫
草むらに目を移したら、こんな変テコなヤツに出会えました。
色を含めて、葉っぱに擬態してるの?って聞きたくなる様な面白い姿。
ハラビロヘリカメムシの幼虫です。
ハラビロヘリカメムシ幼虫のサイドビュー
真横から見ると、この通り。
やはり、それなりの厚みになるのは仕方ない様ですね。
ペラペラの薄さだったら、葉っぱへの完璧な擬態だったんですどね・・

※9/10に都内で撮影