懸念を払拭する眺め2021/12/01 14:39

懸念を払拭する眺め
夜明け前、雨音の凄さに目が覚めて、外の様子をうかがったら、この通り。
街路灯の明かりに浮かび上がったのは、密度の高い猛烈な雨でした。
北上中の寒冷前線がもたらした強雨。まさに予報通りの展開でした。
荒天の後の澄んだ青空に映える・・
そしてこれは、正午前に目にした風景。
極端すぎる感じの澄んだ青空に、イチョウの黄葉が美しく映えていました。
強い雨に打たれて散ってしまったんじゃないの?って言う懸念を払拭する眺め。
ほっと一息つきながら見つめました。
キタキチョウの吸蜜
こちらも、ほっと一息の光景。
花壇の花に来て、忙しく吸蜜を繰り返していたキタキチョウです。
翅にも全く傷みが見られないし、適切な雨宿り場所で雨を凌いだんでしょうね。
アキアカネの日向ぼっこ
こちらも同じく。サクラの落ち葉の上で日向ボッコをしていたアキアカネです。
野に生きるもの達は、そんなにヤワじゃないなと改めて実感させられた光景でした。
この分なら、まだまだイケるね。

※12/1に都内で撮影
※PENTAX K-70/SMC PENTAX 18-135mm ED AL

陽射しよ、陰るなよ!2021/12/02 15:30

陽射しよ、陰るなよ!
昨日に続き、綺麗に晴れ渡った青空に恵まれました。
その空の下、鮮やかな黄色に染まっていたのは、エノキの葉。
一時より、かなり数は減りましたが、それでも、依然、枝にたわわ。
眺めているだけで、気分がスカッとする爽やかな色の競演でした。
オオカマキリのメス、健在!
こちらは、ほっと一息つける魅惑のエメラルドグリーンの瞳。
以前から観察を続けているオオカマキリのメスです。
私にとっての秘密の出会い場所で、今日も日向ぼっこ中でした。
一体いつまでこのお見合いが続くのやら・・
目力の強さから察すると、まだ当分大丈夫よ!と言ってる様に思えたのですが・・
アキアカネの日向ぼっこ
水辺の枯れ草に覆われた草地も、私にとってのもうひとつのデートスポット。
今日もお目当ての相手に出会う事が出来ました。
枯れ草の上で日向ぼっこ中のアキアカネ。
但し今日出会えたのはこの個体だけ。何ともさみしい状況になってきました。
暖かい陽射しよ、陰るなよ!。そんな想いを込めてレリーズON!。

※12/2に都内で撮影

罪作りな一輪2021/12/03 15:09

罪作りな一輪
予報通り、すかっとした青空がひろがり、気温もそれなりに上昇しました。
まだ本当の冬は始まっていないよ!・・そう告げている様な眩しい陽射し。
こんな陽気の日がこの先も長く続けば最高なんですが、果たして?・・
一輪だけ花開いていたタンポポ
陽射しの強さに誘われて花開いていたタンポポ。でも満開迄はもう一歩と言う感じ。
いまの時期ならではの戸惑いの気持ちを表している様でした。
タンポポの蜜にぞっこんのキタキチョウ
やや中途半端な開き方でも、蜜を求める昆虫達へのアピール度は十分。
やって来たのはキタキチョウ。口吻を密源に差し向けて固まっていました。
黄色い花に黄色い蝶。ズバリお似合いの組み合わせだなぁと・・
蜜を吸いたくてたまらないアブ
近くの草の葉に止まっていたのは、こちらも蜜にゾッコンのホソヒラタアブ。
はやくどいてくれないかなって言う感じで、タンポポを見つめていました。
このあたりで花開いていたのは、蝶が止まっているあの一輪だけ。
まさに需要と供給のバランスがとれていない感じ。
どうにも我慢できずに、突撃して蝶を追い払い気持ちだったかも・・
なんとも罪作りな一輪でしたね。

※12/3に都内で撮影

のんびりいこうや!2021/12/04 13:48

のんびりいこうや!
枯れ草が積もる地表で目にした落ち葉。表面にびっしりと水滴が付いていました。
夜間の冷え込みで付いた霜(しも)が暖かな陽射しを浴びて溶けたものでしょうか。
いよいよ冬本番だなぁを実感させられる光景でした。
同じ木で日向ぼっこ中のオオカマキリ雌2匹
枯れ色が目立ち始めた野ですが、寒さに負けず緑色の葉を付け続ける木もあります。
昆虫観察をする私としては、ここを訪れる時に必ず足を向ける場所です。
その目的は、ここに定住するオオカマキリ雌に出会うこと。
今日もいました!って喜んだのがこの光景。
陽当たりがいい場所で日光浴をする姿を確認出来ました。それもいっぺんに2匹も・・
この画像には、両方写っているのですが、小さすぎるので三角マークで位置表示を・・
しかし、これでも、何が何だかって言う感じなので、個々への接近撮影を行いました。
下に掲載します。
エメラルドグリーンの視線の先には・・
まず、右側の個体から・・
私が以前からお気に入りのエメラルドグリーンの目を持つメスです。
その魅惑的な目を差し向けている方向に注目です。
茶目の個体も相手を見てる
次に左側の個体。こちらはちょっと渋めの茶目が特徴。
三角印を付けた画像から推測できる通り、2匹はお互いを見つめあっていたんですね。
本来なら、争いに転じてもおかしくないのですが、その気配はまったく無し。
ここ迄生き延びてきたんだもの、争いはやめてのんびりいこうやって言う事かも・・
いいですね。こういう平和的な関係!。

※12/4に都内で撮影

計算づくの事?2021/12/05 14:40

計算づくの事?・・
穏やかな陽射しが降り注ぐ観察地。真冬に向けて変身する樹々の姿が多様でした。
葉の殆どを散らした木、葉の色づきがピークに達している木。
おのおの時間差はありますが、やがて枝剥き出しの冬木立に・・
毎年繰り返される樹々の変身が、今年も順調に進んでいます。
ユキヤナギの南向きの枝にて
来季に新しい命を継承する昆虫たちの営みも順調に・・
雌としての責務を果たしたカマキリの卵のうを目にする時期に入りました。
これはユキヤナギの枝に産み付けられたオオカマキリの卵のう。
方角は正しく南向き。冬の間も陽射しの恩恵を目一杯受けさせようと言う配慮ですね。
いまも存命かは判りませんが、この出来栄えを褒め称えたい気持ちに・・
葉を抱き込んで産み付けられたカマキリの卵のう
アカメガシワの枝にも、同種の卵のうが産み付けられていました。
二枚の葉を抱き込む様に固定されたその姿。おまけに冬芽まで抱き込んで・・
ズバリ安定感抜群!。
しかしこの状態だと枯れた葉は散る事ができません。芽もすんなりと開けるやら・・
アカメガシワの木にとっては、とんでもなく迷惑な状態と言えそうです。
産み付けたメスにとっては、計算づくの事なんでしょうが・・

※12/5に都内で撮影