これもありなの?・・2022/01/14 16:20

これもありなの?・・
葉を散らし尽くした木立の向こうに拡がっていたのは、澄み切った真冬の青空。
寒さがいよいよピークに差しかかった今を象徴する風景と言えそうです。
こんな場所で、幾ら目を凝らしても生きる物との出会いは無理と思えるのですが・・
小さな蜘蛛健在!
そう決めつけるのは早計で、目は疲れるけど、執念を以って観察すれば・・
ノソノソと歩く物を発見!。
木肌に近似している色なので見分けが難しいのですが、小さな蜘蛛でした。
網を張らずに健脚を活かして獲物を捕らえる種ですね。
今の時期に、こうして歩き回っていてもムダなんじゃないのと思えるのですが・・
確信に基づく行動なんでしょうね。それを裏付ける様に・・
ウスバフユシャク(蛾)のメス
少数派ですが、冬の間だけ活動をする変わり者の昆虫がいる事はいるんです。
それがこれ。蛾の仲間・ウスバフユシャクです。これはメス。
この通り、翅らしきものが確認出来ません。君は本当に蛾?って疑問が湧きますが・・
オスは翅を持つ普通の蛾なんですが、メスは翅が退化しており、飛ぶ事が出来ません。
ひたすら待つ生き方
こうして木の幹などに止まって、オスがやって来るのをひたすら待つ生き方らしい。
厳しい自然条件の冬。無駄な動きをせずにひたすらオスの訪れを待つと言うけなげさ。
あなたの人生・否・虫生は、それでいいの?って思えますが、これもありなのかなぁ。
それにしてもねぇ・・

※1/14に都内で撮影