かなりの綱渡りが・・2022/01/21 14:43

かなりの綱渡りが・・
いま観察地で度々目にするのが、カマキリのメス達が産み落とした卵のうです。
それぞれが、宿敵である小鳥の目に止まらぬ様に、入念に場所選びをしているみたい。
これは複雑に入り組んだユキヤナギで細枝で目にしたオオカマキリの卵のう二つ。
色合い的にも近似だし、ちょっと見には、枝に紛れて見分けが付きにくい様にも・・
しかし敵もさるもの。絶対安全とは言い切れませんが、ひとまずは安泰かなと。
破壊されたハラビロカマキリの卵のう
これはあまり工夫しないで、枝に産み付けられたハラビロカマキリの産物。
小鳥のくちばしでつつかれたのでしょうね。原型を留めない程の壊れようでした。
枝の太さも、小鳥が止まるのに最適な様だし、残念ながら失敗作と言う事ですね。
春(4月)に誕生したオオカマキリ幼虫
長い冬を卵のうの中に潜んで過ごし春に誕生する各種カマキリの幼虫たち。
お腹を減らした小鳥達の目に止まるか否かが、それぞれの運命の分かれ目です。
これは、去年4月に出会った、誕生後間もないオオカマキリの幼虫。
様々な危険に晒されながら、それを無事乗り越えて、いまこうしてと言う事ですね。
昆虫界では強者に位置づけられるカマキリ。でもその誕生迄にはかなりの綱渡りが・・

※1/20と1/19に都内で撮影。幼虫は2021/4/3に撮影し記事に掲載済みの画像です。