曇り空の下で・・ ― 2022/07/06 15:22
草むらの昆虫達もイマイチ調子が出切らない様子。
オオカマキリの幼虫もカマをダラリと下げて、闘争心が沸かない感じでした。
目ぢからは、それなりにあるんですけどね・・ ハエトリグモも、いつも見せる、両手を高く振り上げでの臨戦ポーズに至らず。
スカッと晴れれば、昆虫達の動きも活発になり、やる気が出るんだけどね・・ クズの葉に止まっていたクズクビボソハムシは、冴えない空の下でも絶好調!。
自分が止まる場所の確保に苦労しそうな程の、見事な食いっぷりでした。
どれだけ食べたら気が済むの?って問いかけたい気持ちに・・
※7/6に都内で撮影
こちらはバッチリ! ― 2022/07/07 14:23
はっきりと耳に届く時期に入りました。
順調なデビューと言って良さそうですが、時に悲しい光景も・・
カラカラに乾いたコンクリート面をゆっくり移動していたこれ。
複雑な模様から見て、ニイニイゼミの片翅に間違いありません。
何らかのアクシデントに見舞われた結果なんでしょうね。
しかし、風が吹いている訳でもないのに、どうして動いているの?・・
結論から言うと、動かしている犯人(?)がいました!。 部分的に拡大してみるとこの通り(翅の上端部に注目!)。
背景に溶け込んで判別しにくいのですが、翅の端っこ部分に黒い小さなアリが・・
どこかでこれを見つけて、絶好の食糧と判断し、巣穴に向けて搬送中らしい。
すごい大物をゲットして、やったぜ!って言う気分なんでしょうか。
しかし、こんなに大きな物を、どうやって小さな巣穴に運び入れるの?。
徒労に終わらなければいいのですが・・ こちらは、自らに課せられた責務を、粛々と実行中の一コマ。
エノキの葉に止まっていたアカボシゴマダラのメスです。
エノキの葉はやがて誕生する幼虫にとって不可欠な食糧となります。
そのことを自覚して、ここに飛来し、着実に産卵をする。
あのアリの場合は的外れ感があったけど、こちらはバッチリなんですね。
※7/7(蝶)と7/6(アリ)に都内で撮影
威圧感十分の・・ ― 2022/07/08 15:17
黒光りする体に、白い点々が散らばっているこれは、ゴマダラカミキリです。
草から草へゆっくりと移動していました、まさに存在感十分!。 悪いねぇと思いつつ、どんな顔をしてるのか確認したくて、この状態に・・
推測通り、威圧感十分の顔つきでした。
噛みつかれたらかなり痛いでしょうね。そうなる前に草むらに戻しました。
なおこの種の食性は、植物オンリー。その点はほっと一息かなと。
ガリガリかじられる植物にとっては、”冗談じゃないよ” でしょうが・・
※7/8に都内で撮影
いまのトンボ ― 2022/07/09 14:53
毎年今の時期になると必ず目にする様になるウスバキトンボです。
日本列島を北に向けて長距離移動するトンボと言われています。
ちょうど今は東京あたりが一休み地点と言う事でしょうか。
この先も順調な旅を続けられるといいね・・そんな想いを込めてレリーズON!。 かなり小さめに写ってしまいましたが、こちらは定住派のチョウトンボです。
翅をほとんど動かさず、漂うように飛ぶ風変わりなトンボ。
毎年今の時期になるとそれなりの数を確認出来ます。 上空を漂う様に飛べるのは、この大きな翅があればこそなんですね。
宝石さながらの輝きを放って、見るものを魅了します。
毎年それなりの数を確認出来るのは、なによりの事。
この先も、この場所の自然が、現状のまま保たれる事を願いたい気持ちです。
(この画像は、6/27に撮影し、同日記事に掲載した物の引用掲載です)
※最下段の画像以外は7/8に都内で撮影