シンプル イズ ベスト ― 2022/08/06 15:05
”夏もいよいよクライマックスのフェーズに” と感じたのですが・・ 枯れ葉がびっしりと敷き詰められた林間の小径で目にしたアブラゼミ。
軽く触れてみたところ、既に息絶えた個体でした。
この先、こんな悲しい光景を目にする機会が増えてゆく筈。
夏を生きる昆虫達の時計は想像以上に速く進んでいるんですね。 依然活況を呈しているのが、樹液を求めてエノキの幹に止まる昆虫達の動き。
今日はゴマダラチョウに出会えました。
移入種のアカボシゴマダラに押されて、めったに会えなくなった貴重な存在。
見栄えは、赤い斑点が派手なアカボシに負けるけど、シンプル イズ ベスト!。
ほっとした想いで見つめました。これからもちょくちょく出会えるといいね。
※8/6に都内で撮影
※SONY α6000/E3.5 30mm Macro
ゴールポイントに?・・ ― 2022/08/07 14:19
堂々とした体形の成虫を、多く目にする時期に入りました。
草の葉上で目にしたのはキリギリスのオス・成虫。
顔前にいるアリと比較してみても、その巨漢ぶりが歴然です。
食性も草食性から肉食性に・・目つきのキツさはそのせいでしょうね。 下膨れの面構えでじーっとこちらを見つめていたのは、ショウリョウバッタの成虫。
草から草へ・・ピンピン飛び跳ねていた幼虫時代の面影は全く残っていません。
ただし、ここまで来るには数多くの危険・困難が待ち受けていた筈。
幼虫時代の様に、そこいらじゅう幾らでもと言った過密状態は見られません。
ごく限られたものだけが、この姿にと言う事なんでしょうね。 ごく普通種だけど、ムギワラトンボ(シオカラトンボのメス)もこうして見ると・・
筋骨隆々と言う雰囲気させ漂ってかなりの迫力です。
今日出会ったのは水辺からかなり離れた草地。
一大使命である水辺での繁殖行動は既に完了したのでしょうか?。
或いは、お似合いなオスの出現を待ってる?・・
※8/7に都内で撮影
まだまだですね ― 2022/08/08 13:46
見上げる空にはちょっぴり秋の雰囲気が漂っている様にも感じたのですが・・
まだまだですね。 強烈な陽射しの下、黙々と頑張っているのが各種蜘蛛たち。
それぞれが工夫を凝らした仕掛けで獲物を到来を待ち受けています。
これはギザギザの網を張って待機中の蜘蛛。
いわば目くらましの手法で獲物をだまそうと言う事の様ですね。
しかしこの網、私でも簡単に見つけられました。騙されるドジな虫がいるのやら。 これは、”何がどうしてこうなった?” と首をひねりたくなるような光景。
大きなセミの抜け殻が絡まった網で困惑していた感じの小さな蜘蛛(画像右側)。
工夫を凝らして目立たない様に張ったのに、これじゃぁバレバレだよぉ・・
この網は諦めて、他の場所に新しいのを張り直さないとダメな様ですね。
とんだ災難!・・
※8/8(空)と8/7 及び 8/5に都内で撮影
予期せぬ災難が・・ ― 2022/08/09 13:43
空の表情に、夏のパワーの衰えも感じるのですが、実情はまだまだですね。 日陰になる場所でひっそり翅休めをしていたウラギンシジミ。
シンプルイズベストという感じの翅色。漂う清涼感に、ほっと一息。
残念なのは、翅の後端部に欠損が見られた事。
夏を謳歌す様に活発に飛び回った結果なんでしょうね。お疲れさま!。 樹液が噴出する木ですが、その日によって出具合に差異があるみたい。
今日はダメな方の日だった様です。
甲虫や蝶の姿はさっぱり。代わりに目にしたのがこれ。輝き抜群の物体でした。
樹液を吸いに来て不慮のアクシデントに見舞われた甲虫の遺物と思われます。
美味しいものに夢中になり過ぎると予期せぬ災難が・・
夏を謳歌する昆虫達も、常に危険と隣り合わせなんですね。
※8/9に都内で撮影