それぞれの居場所 ― 2022/09/01 14:59
ヒメジョオンの花に来ていたのはナナホシテントウ。
止まっていたのは、まだ開かぬ蕾の部分でした。
狙いは好物のアブラムシの筈。開いた花ではなくこちらがホットポイントらしい。
ヒメジョオンにとっては、厄介者の退治よろしくお願いしますでしょうね。 草の葉の先っぽに止まっていたのは、ブタクサハムシでした。
どうしてそんな危ないところに止まっているの?って聞きたくなりました。
狙ってではなくて、葉っぱの上を歩いていたらタマタマここにと言う事みたい。
さて、この後どうしたのやら?・・
じーっと動かなかったので、見届ける事は出来ませんでした。
葉っぱを食い荒らす悪者なんですが、なんか憎めないやつでしたね。
※9/1に都内で撮影
カメムシ達の賑わいが・・ ― 2022/09/02 14:19
秋の訪れと共に、見かける機会が増えてきました。
ひょろっと長い体形を持つこれは、ホソヘリカメムシ。
名は体を表すの典型ですね。マメ科の植物を食害するワルとのこと。 雨が断続的に降る日中、草むらで目にしたハラビロヘリカメムシです。
草の葉裏で雨宿り中だった様です。
しかしいくら体が細いとは言え、この葉っぱでは雨をしのげないのでは?。
別の場所に移ろうかと思案中だったかも・・
そう言えばセミも分類的にはカメムシの仲間。
雨のせいでしょうか、その声がばったり途絶えました。
まさかこのまま終息と言う事はないでしょうが、一抹の寂しさを感じました。
※9/1と9/2に都内で撮影
実情も様々・・ ― 2022/09/03 13:18
葉っぱの緑色と、はっきりしたコントラストを見せる赤銅色。
大体察しは付きましたが、葉っぱの裏側に廻り込んで見たら・・ 葉っぱにしがみ付いていたのが、これ、夜行性の甲虫・アオドウガネでした。
食事の途中で急に眠くなって、ぐっすり寝込んでしまったみたい。
食事の再開は日が暮れてからでしょうか。
いずれにしても、取り付かれた葉っぱにとっては、とんだ災難!。 これも、なんだろうね?って首をひねりたくなった光景。
コンクリートのブロック上で目にした4匹のアリです。
遠目には、力を合わせて収穫物を巣に運んでいる様に見えたのですが・・
目を凝らしてみると、そんな穏やかなシーンではないみたい。
左から2匹目のアリを、力を合わせて攻撃しているみたいでした。
テリトリーに入り込んだ、よそ者への敵意剥き出しのアタックでしょうか。
ぐっすり昼寝中のやつもいれば、本気出してパワー全開のやつも・・
昆虫社会の実情も様々ですね。
※9/3に都内で撮影
ギャップを感じる・・ ― 2022/09/04 14:33
気温もそれなりに上昇しました。
しかし、木立から耳に届くセミ達の声はかなりトーンダウン。
感覚的なギャップを感じる時期が、まさに今なんでしょうね。 照りつけるきつい陽射しは、この花には似合いません。
クールな色合いのツユクサの花。
今日は咲くのをやめとけば良かったと後悔していたかも・・ 草地に繁茂するクズのツルにハラビロトンボ・雄の未成熟個体が止まっていました。
褐色系の体に好対照を成す黒が配されてかなり異様な雰囲気。
ただこれは成長過程に於ける期間限定カラーとか。
雌とのカップリングを目指して水辺に集う頃にはどんな色に変わっているのやら。
※9/4に都内で撮影