無事誕生を祈る・・ ― 2023/02/05 14:18
いくら目を凝らしても、葉の存在を確認する事が出来ません。
身軽な姿で春を待つ・・今年もその流儀で寒さを凌いでいるんですね。 退屈な雰囲気が漂う木立ですが、良く目を凝らすと、それなりの発見が・・
陽射しを浴びて、枝が違和感ありありで輝いていたイボタノキ。
木自身がこんな色に染まる筈もなく、これには当然、犯人(?)がいます。
その犯人は、イボタロウムシ。名前の通りイボタノキを子育てに利用する種です。
この中にどれだけの幼い命が眠っている事やら。想像するだけで気持ち悪いですね。 イボタロウムシは、冬越し中の木にとっては、明らかに迷惑もの。
いっぽうこちらは、木に迷惑を掛ける心配はゼロの物体です。
大木の枝に出来た窪みに糸を張って吊り下がっていた蜘蛛の卵のう。
この中には、誕生を待つ蜘蛛の幼い命がたくさん眠っている筈。
ちゃっかり利用された木。でも、迷惑者でない事は確かですね。
どうでもいいけど、無事誕生を祈るって言ったところでしょうか。
※2/5に都内で撮影