色変化が足早に・・2017/11/16 21:02

色変化が足早に・・
緑から枯れ色への変化が足早に進む草むら。
晩秋を生きる昆虫達にとっては、焦りを強く感じる頃でしょうか。
例えばこのオンブバッタ。枯れ色に上手く紛れる体色だけど、それだけじゃね。
食料となる草が枯れてしまっては、もう生きてはいけないよぉ。
枯れかかった草にオンブバッタが・・
そんな当惑の表情(?)を浮かべて、枯れかかった草に止まっていました。
何とかしてあげたいけれど、これだけはね。
ヤマトシジミの日光浴
近くの草の葉では、ヤマトシジミが翅をフルオープン。
今日の陽射しの恩恵を、生き延びる為のパワーとして蓄えたい気持ちなのかも。
お陰で普段はじっくり見られない表翅の斑紋を観察出来たんだけど・・
しかし、これもまた、いまの時期ならではの寂しい光景と言えそうです。
タンポポ
いま、草むらで最も活気がある物と言えばこれでしょうか。
綿毛を飛ばし続けているタンポポ。
殆ど全シーズン対応可能なタフな奴。冬の間も所々で黄色い花を咲かせ続けます。
しかし、これだけじゃ、昆虫達の冬越しをサポートしきれる筈もありません。
やはり多くの昆虫が冬の間、姿を消すのは自然の摂理なんでしょうね。
手持ち無沙汰の寂しい時期が、もう、すぐそこです。

※11/16に都内で撮影

ゆったり気分で・・2017/11/12 20:11

ゆったり気分で・・
雨の心配がない日の自然観察散歩は、気持ちがゆったりします。
そんな気分に呼応する様なゆったりした雲。木立の上をゆっくり流れて行きました。
私のイメージは、なんとなくイルカ・・
厳しい冬が来る前のやすらぎの日々。この先も長く続いてくれる事を願うばかり。
エノキの黄葉輝く
黄色く色づいたエノキの葉が、陽射しを受けてより一層の輝きを見せていました。
この後、枯れ色に変わり地表に散り落ちる定め。
その時が間近に迫っている様です。
ヤマトシジミの日向ぼっこ
穏やかな陽射しを浴びて、晩秋まで生き続ける昆虫達もリラックス。
地表すれすれの草の葉では、ヤマトシジミが翅全開で日向ぼっこをしていました。
こちらの願いも、こんな日がこの先長く続けばなぁ・・でしょうね。
アキアカネの日向ぼっこ
そろそろ存命確認の時期に入ったアキアカネも、地表すれすれ。
一大使命だった繁殖行動も無事終わり、のんびり余生を過ごす日々の様です。
本当は木の枝先に止まる姿を見たいけど、もう無理はしなくてもいいんだよ。

※11/12に都内で撮影

枯れ色に変わる野で・・2017/11/10 20:06

枯れ色に変わる野で・・
緑一色に染まっていた草地ですが、いま枯れ色の侵食が急速に進んでいます。
中には、力尽きて倒れこんでしまう草も・・
後戻りしない季節、冬の足音が間近に迫っている事を実感させられました。
ウラナミシジミの日光浴
そんな寂しい気持ちを少し慰めてくれる様な昆虫との出会いも・・
枯れた草の葉を、絶好の日向ぼっこ場所として利用していたウラナミシジミ。
翅を全開にして、陽射しの暖かさを目一杯享受しようと言う算段の様でした。
空の青さを映した様な表翅の色合いが何とも魅力的。
翅の傷みも見られないし、この分だと、まだまだいけそうだね。
オオカマキリの卵のう
倒れこんだ枯れ色の草で、次世代に生をつなぐ苦心作を目にしました。
この草地に長く生息していたオオカマキリの卵のうです。
草に巻きつく様にがっちり固定されていました。
色も枯れ草に巧みに紛れる淡褐色。
こう言う見栄えになる事を、しっかり予測しての産卵だったんですね。
毎年繰り返される事とは言え、昆虫達の知恵にはいつも感心させられます。

※11/10に都内で撮影

視線をアップ&ダウン2017/11/07 20:41

視線をアップ&ダウン
秋の深まりとともに、次第に数を減らし始めた昆虫たち。
観察散歩も、良く目を凝らさないと・・って言う時期に入りつつあります。
しかし、まだまだ、諦めるには早過ぎる。
こんな時期に必要なのは、全視界への注意力の集中って言う訳で・・
視線をアップ方向に向けた結果、見つけたお宝がこれ。
白く輝く翅を持つウラギンシジミ・雄でした。
背高の草の葉や木の葉に止まる姿が、これからの時期の定番です。
ウラギンシジミ・雄の表翅
陽当たりのいい高所に止まる理由は、ずばり日向ぼっこですね。
今日は半開きでしたが、チャーミングな表翅の橙色パターンも確認出来ました。
この先、更に季節が進めば、翅全開でのソーラーパワー享受ポーズも目撃出来る筈。
今日出会ったこの場所をしっかり記憶に留めておこうと・・
ヨモギの葉の色づき
視線をダウン方向に落としたら、こんな草の葉が目に飛び込んで来ました。
先尖りのヨモギの葉。初期段階はこの様に先端から紅色に染まって行く様です。
私にとっては新しい発見。これはこれで面白いなぁと・・
ヨモギの花にいたダンダラテントウ
目をヨモギの花に転じたら、さらに嬉しい発見が・・
既に枯れ色に変わった花にダンダラテントウが張り付いていました。
このテントウがここにいる理由は、当然、餌を捕食する為の筈。
好物はアブラムシ。こんな終末期の花にも、依然しつこく取り付いている様です。
ヨモギの花にとっては、もっと早い時期に退治してくれればと言う気持ちかも・・

※11/7に都内で撮影

晩秋の過ごし方2017/11/04 20:17

晩秋の過ごし方
冬の足音が次第にはっきりと聞こえ始める頃。
残り少ない秋の日々を、それぞれのスタイルで過ごす昆虫達に注目しました。
まずは褐色型のハラビロカマキリ・雌から・・
葉が色づき始めたニシキギの木での遭遇です。ご覧の通りかなりの重量級。
お腹もパンパンに膨らんで、産卵の時が間近に迫っている感じでした。
きつい目つきは ”私にとっての一大使命なんだから邪魔しないで” の意思表示?・・
アキアカネの日向ぼっこ
アキアカネは、今日の陽射しの恩恵を目一杯享受しようと言う算段の様でした。
金属製の構造物にお腹を接近させて、反射するぬくもりを楽しんでいる感じ。
毎年いまの時期になると、頻繁に目にする様になるお馴染みの光景です。
夏は避暑地の高原への長距離移動、秋の初めには生まれ故郷の平地への帰還。
そしてそこでの繁殖行動・・様々な行動の疲れがどっと出る頃と思われます。
余生はあくせくしないでゆったりと過ごす。”そう、それでいいんだよ”・・
ウラナミシジミの吸蜜
ウラナミシジミは、依然お仕事モード全開中の様子でした。
秋の野草の代表種のひとつコセンダングサの花に来て、吸蜜していました。
翅にも傷みが生じ始めていますが、まだまだこの程度なら十分行けるね。
この先も出来るだけ長い間、魅力的なさざ波模様を楽しみたい気持ちに・・

※11/4に都内で撮影