らしくない姿を・・2020/03/21 20:19

らしくない姿を・・
春本番を思わせる穏やかな陽射しに恵まれた一日。
若草の範囲が広がりつつある草地でも、活気溢れる光景を目にしました。
これ以上高くなりようもない程に伸び上がった茎の先に開いたタンポポの花。
地面に張り付く様に咲いて寒さに耐えていた日々とは、もうお別れですね。
ルリシジミの翅休め
若草の緑に誘われて、各種蝶たちもエンジンスタートの様子です。
これはシジミチョウの中でも早起き傾向が顕著なルリシジミ。
真新しい翅をきらめかせて、草の緑を縫って飛ぶ姿は、春到来の象徴と言えそうです。
とは言え、ちょっと飛んでは、草の葉にとまって一休みの繰り返し。
いまはまだ慣らし運転の期間中なのかも知れません。
日陰に逃げ込んだキタキチョウ
レモンイエローの翅を煌めかせて気持ちよさそうに飛んでいたキタキチョウ。
ちょっと目を離したら、その姿が消えていました。
これは、念入りに周辺を当たった結果見つけたその個体です。
垣根沿いの低木の葉の繁みに隠れる様に、逆さま状態で翅休めをしていました。
ここは、活発なこの蝶にふさわしくない雰囲気が漂う日陰になる場所。
活動開始後間もないこの個体には、今日の明るい陽射しがやや強烈過ぎたのかも・・
それぞれの季節の始まりには、色々と、らしくない姿を目にする事になりますね。

※3/21に都内で撮影

蘇った記憶に・・2020/03/12 19:24

蘇った記憶に・・
春の昆虫ステージの象徴的な場面の一つが、ナノハナとモンシロチョウの組み合わせ。
それを目にする機会がようやく巡って来たかと思ったのですが、残念ながら・・
花の上をひらひら飛び回った後、止まったのは花ではなくて若緑色の葉っぱでした。
葉をむしゃむしゃ食べまくった幼虫時の記憶が、鮮明に蘇ったのかも・・
ミツバチは本気モード
一方ミツバチは花に向けて食欲全開の本気モード。
後ろ足に生成された花粉団子の大きさが、それを物語っていました。
こんなシーンの主役として、モンシロチョウが華麗に登場する日も間近でしょうね。
色々心配事多しの昨今ですが、自然は春本番に向けその歩みを着実に早めています。
ナノハナ畑の現状
ナノハナ畑も、いまや、この賑わいぶりですから・・

※3/12に都内で撮影

春初日にふさわしい・・2020/03/01 21:03

春初日にふさわしい・・
昨日までの服装では、少し汗ばむなと感じるまでに気温が上昇した日。
見上げる空には春霞?・・そんな柔らかな表情を漂わせていました。
気象学上の春の始まりは3月から。その初日にふさわしい一日だなと・・
吸水するルリシジミ
気温の上昇は、春を待ちわびていた昆虫達には嬉しい展開だった様です。
これは今季初遭遇のルリシジミ。結構せわしない飛翔を繰り返していました。
時折水辺に降り立ってこんなポーズを。口吻を伸ばしていますので、吸水ですね。
枯葉の下は水気を多く含んだ泥面。活動の源・ミネラル分の補給をしていた様です。
やる気パワーを補充して、もうひとっ飛びでしょうね。
獲物を捕らえたナナホシテントウ
これ迄は日向ボッコをする姿ばかりだったナナホシテントウも、やる気充実!。
カラスノエンドウの葉上で、目にしたこの光景がその証明です。
口に何らかの獲物をくわえて、してやったりの雰囲気でした。
成虫のまま越冬して来た種。越冬明けの活動に向けてパワー補給に余念なしの模様。
好物であるアブラムシ等の小昆虫にとっては、いよいよ災難の日々に突入です。

※3/1に都内で撮影

まだ2月ですからね・・2020/02/23 19:40

まだ2月ですからね・・
明るい陽射しの下、私の動きに反応して、飛んだり降りたりを繰り返す蝶がいました。
成虫での越冬も可能なキタテハでした。
今日の陽射しを受け、待ちに待った春が来た!とエンジンスタートの模様。
草地の様子はご覧の通り、依然枯れ色主体ですが、若草の緑もチラホラと・・
今はキタテハの占有地ですが、他の蝶達のデビューも間近に迫っている気がします。
若草にとまるオンブバッタ幼虫
若草が生える場所でじっと目を凝らしたら、葉から葉へぴんと飛び跳ねるものが・・
若草の緑に同化する体色を持つオンブバッタの幼虫でした。
観察地のごく限られたエリアですが、冬の間も同種幼虫が生息する場所があります。
今日の出会いもズバリそこでの事。
今日目にした幼虫は、食草が乏しい厳しい時期を乗り越えたツワモノですね。
出来ればこのまま順調に成長して成虫に・・あながち無理な望みではないかなと・・
ユキヤナギの枝も様変わり
こちらも以前から注目しているもの。
ユキヤナギの枝に産み付けられたオオカマキリの卵のうです。
今日は周囲の様子に大きな変化が生じていました。
早咲きの白い花や、大きく膨らんだ蕾が、待ちに待った春の訪れを告げている感じ。
卵のうの中に眠る幼体も、その気配を感じて・・と言うわけにはいかないかな・・
まだ2月ですからね。

※2/23に都内で撮影

まずはミニから・・2020/02/19 20:21

まずはミニから・・
春霞?・・そんな薄ぼんやりとした空に筋状の優しげな雲が浮かんでいました。
澄み切った冬の青空ともお別れ。そんな事を思わせる穏やかな風景でした。
キカタバミの花開く
地表に目を落としたら、やや遠慮気味ながら、小さな春の彩りが一輪だけ・・
敷き詰められた枯れ落ち葉の隙間から顔を覗かせたキカタバミの花。
穏やかな陽射しに誘われて、眠たい目をこすりながらお目覚めの様子でした。
この花は、ヤマトシジミ(蝶)にとってホスト的な存在です。
蜜を吸う事は勿論、葉に産卵し、やがて誕生する幼虫の食草としても活用されます。
今日のところはその姿はありませんでしたが、花が開いたとなれば、遅からず・・
クロミャクイチモンジヨコバイ
ヤマトシジミとの初遭遇はお預け。その代りにこの元気者との出会いが実現しました。
こちらの接近に気付いて、ピンと飛び跳ね、近くの落ち葉に着地!・・
セミの親戚筋にあたるヨコバイの一種・クロミャクイチモンジヨコバイでした。
こうして見るとかなり存在感がありますが、実際は目に止まらない程の小ささです。
大物の登場はもう少し先。春の昆虫ステージは、まずこの手のミニから幕開けですね。

※2/19に都内で撮影