見かけによる/よらない2017/06/15 20:43

見かけによる/よらない
草の葉に止まっていた、細くてヒョロッと長いやつ。
今の時期になると、たまに見かけるイトカメムシでした。
今日は何やら黒い物と一緒に写ったので、何だろうねと詳細観察してみたら・・
イトカメムシが殺戮行動中
この通り、頭部から出た口吻(ストロー)が、黒い物体に向けられていました。
画像では被写界深度外で不明瞭ですが、目視では、それは明らかに昆虫でした。
タマムシの仲間・クズノチビタマムシと思われます。
と言う事で、これは、虫が虫を襲う残虐シーン(体液吸い取り中)だったと言う訳。
それにしても、いかにも弱々しい体形のこいつが、こんな事をしでかすとはなぁ・・
人は見かけによらないと言いますが、昆虫にもずばり当てはまる事なんですね。
ムシヒキアブ
イトカメムシは ”見かけによらず” ですが、これの場合は見かけのイメージどおり。
昆虫を捕らえ口吻を突き刺して体液を吸い取る殺戮者・ムシヒキアブの一種です。
行動はイトカメムシと同様ですが、こちらは見るからに、それをしそうな雰囲気。
今日は、殺戮行動の合間の休憩中らしく、口元に何も確認出来なかったのが幸い。
でも、休憩後は、再び飛び上がって、イメージどおりの行動に移る筈です。

※6/15に都内で撮影

旬の花・バリエーション2017/06/14 20:40

旬の花・バリエーション
今の時期を象徴する花と言えば、やはりこれで決まりでしょうか。
雨に濡れる姿がバッチリ決まるアジサイ。
しかしこれ迄のところ、梅雨らしい天気はほんの僅かって言う展開。
この日も晴れ空に向かい雨乞いをしている感じで、花開いていました。
(ガクアジサイとホソヒラタアブ)
カラスウリの花
至る所で目にする事が出来るアジサイですが、この旬の花は場所と時間限定です。
木立の中、陽射しが届かぬ暗い所で、怪しい雰囲気を漂わすカラスウリの花。
夜になってから咲き始める、いわばアダルトな花。
日中行動を旨とする自然観察者としては、縁遠い存在と言えるでしょうね。
でも、何とも不思議なこの姿をたまに目にすると、ちょっとクラっと・・
ムラサキカタバミの花
物静かな感じの花が多い今の時期、群れて咲くムラサキカタバミは一寸異質かも。
林床の草地、鮮やかな薄紅色が、周囲の緑と好対照を見せています。
みんな揃って、昆虫に向かい、おいでおいで・・
ただこの日に限っては、訪問客の姿はさっぱり。
本来は、冒頭に掲載したホソヒラタアブあたりが常連客の筈なんですが・・
只今、あちらは、アジサイにクラっときて、浮気中?・・

※本日撮影の画像ではありません(6/12に都内で撮影)

それぞれの目力2017/06/12 21:32

それぞれの目力
この顔を目にした時、浮かんだイメージは、まるで仮面ライダーじゃん・・
果実類などに甚大な被害を与えるとされる小形のハエ・ミバエの一種です。
昆虫の目はレンズが集合する複眼と言う目の構造上、こうした輝きを放つ事が多い。
そんな中でも、エメラルドグリーンとも言えるこの輝きはかなりのもの。
果実狙いの嫌われ者と言う位置付けが勿体無い位。
ムシヒキアブの目力
このでかい複眼は鈍い光沢を放って、何とも陰険な雰囲気。
いわば、悪を象徴する目力か・・
それもその筈。このムシヒキアブは、葉っぱの上で待ち伏せして獲物をゲット!。
その体に口吻を突きさして、体液を吸い取ってしまう凶暴な殺戮者です。
黒眼鏡の奥では、獲物の到来を今や遅しと待ち受ける視線がランランと・・
こうして正面迫写をする時も、ちょっと緊張しますね。
かなり、とっぽいよ・・

※6/12に都内で撮影

見応え十分2017/05/23 21:24

見応え十分
春に生まれじっくり成熟するタイプの昆虫も、いよいよ完成一歩手前迄来た様です。
それがこのヤブキリ(雌)幼虫。草の茂みの中をモソモソ動いていました。
まだ胴体が寸詰まりですが、顔つき等は既に出来上がった感じで、見応え十分。
春の花に止まっていた頃の、あどけない(?)雰囲気は既に感じられません。
ヤブキリの雌・成虫一歩手前
平面図はこの通り。お尻には長く伸びた産卵管が確認出来ます。
繁殖行動への備えも、万全と言った感じ。
そんな雰囲気に不釣りあいだったのが、エンゼルの背中にある様な短い羽根。
胴体とこの羽根が伸びさえすれば・・それもそう先の事ではない筈です。
キアシナガバチ
見応えのある昆虫に、頻繁に出会える様になって来たいま。
一寸恐怖を覚えたこれもそのひとつですね。堂々とした体躯のキアシナガバチ。
巣作りの材料探しでしょうか。もろけた感じの木の構造物を伝い飛びしていました。
巣にちょっかいを出さない限り大丈夫らしいのですが、それでもこの威圧感!。
やはり腰がひけてしまいましたね。

※5/23に都内で撮影

初夏限定の寸詰まり2017/05/05 20:58

初夏限定の寸詰まり
五月の草むらを鮮やかに彩る野の花のひとつがアカツメクサ。
今年も数多くを目にする様になりました。
そしてこの花が咲くところ、必ずと言っていい程に姿を現すのがこのハチ。
花の間を品定めする様に飛び回り、これだって言う感じで着陸して吸蜜開始!。
それにしても随分寸詰まりな体形ですね。
コマルハナバチの吸蜜ポーズ
その様に見える理由はこの通り。
アカツメクサの蜜源は花の奥の方にある様で、どうしてもこうなっちゃうみたい。
コマルハナバチ
これは吸蜜ポーズの別バリエーション。
”蜜源まで口が届かないよ” って、強引に・・
この様に体を思い切り伸ばすと、そんなに寸詰まりでもないような・・
でも、通常目にする印象から、付いた名前がコマルハナバチ(小丸花蜂)。
とにかく、ちっちゃくて可愛らしいハチ。
でも、初夏限定の顔見せなので、出会いを望むなら今のうち。

※5/5と5/3に都内で撮影