子育て・誕生・休憩2018/07/14 18:42

子育て・誕生・休憩
葉っぱの表面にくっきりと描かれたナスカの地上絵。
そんな趣を感じさせるこの白い線状パターンは、ある幼虫の仕業です。
ハモグリバエと言うハエの幼虫が、葉肉の中に潜んで順繰りに食い進んだ軌跡らしい。
勝手に子育てをさせられる葉にとっては、何とも迷惑極まりない話。
眺めているだけで、こちらの体もむず痒くなってしまいます。
葉っぱで見たニイニイゼミの抜け殻
葉っぱにとって実害はないけれど、少し鬱陶しいなぁと感じているかもの光景がこれ。
無事脱皮を完了させたニイニイゼミの抜け殻です。
木の幹等のしっかりした所で脱皮する事もありますが、この様な場所を選ぶ事も多い。
不安定な場所だけに、脱皮過程で外敵に襲われる危険が少ない利点があるのかも・・
葉っぱで休憩するムラサキウスアメバチ
こちらは、葉っぱを絶好の休息場所として利用している一例。
スズメガの幼虫を捕食するハチ・ムラサキウスアメバチの成虫です。
ご覧の通り、葉の端に脚を引っ掛けたかなり不安定なポーズで身繕いをしていました。
そんな危なっかしい場所で何故?って思いますが、このハチにはここがベスト?・・
真夏に入り、旺盛な繁り具合を見せる緑の葉、その具体的利用法3例でした。

※本日撮影の画像ではありません(7/13と7/11に都内で撮影)

勝手にセリフ入れ2018/06/17 21:20

勝手にセリフ入れ
賑わいを増す草むらで目にする昆虫達。
活動の合間に見せてくれる変なポーズを楽しむのも一興です。
これはハラビロカマキリの幼虫。くいっと曲げたお尻がこの種幼虫の特徴。
何とも威勢のいい姿。自分を襲おうとする者への威嚇効果狙いでしょうか。
でも、このポーズ、相当疲れるみたいで・・
ハラビロカマキリの幼虫、へたっと・・
次に見せたポーズがこれ。
正にへたっとって言う感じになってしまいました。
まるで空気が抜けた風船みたい。
勝手に代弁すると、”お尻を上げたあのポーズって結構疲れるのよ” ・・
”そう、そう、この先活躍する期間が長いからね” って声を掛けたい気持ちに・・
足をキレイキレイ中のハエ
俳句 ”やれ打つな蝿が手をすり足をする” のビジュアル版・後足編が、これ。
でも、この場合は、あの俳句から想起する、命乞いのポーズではないみたい。
ハエの味覚器官(人で言う舌)は、足の先っぽにあるそうです。
うまいか・まずいかを的確に判定する上で不可欠なクリーニングと言う訳ですね。
勝手にセリフ入れ・・”お腹も空いたし、きれいになった足で、次行ってみようか”。
(ヒトテンツヤホソバエと推定)

※6/17に都内で撮影

じーっと見つめると・・2018/06/13 20:17

じーっと見つめると・・
ぼーっとしてると見過ごしそう。でも注目してみると中々だなって言う昆虫がいます。
今の時期、木立の中の草の葉上で多く目にするアシナガバエの仲間がそれ。
何しろこの小ささです。強い風が吹くと飛ばされそうな華奢な体。
こうして遠目で見ると、存在感が極めて希薄な様に感じられるのですが・・
アシナガバエの一種
至近距離で観察すると、この通り。
宝石みたいな輝きを放つ翅や目。良くこれで体を支えられるなと思える程の細い脚。
思わず見とれてしまう程の魅惑的な佇まいを見せています。
もう少し大きければ、アピール度も高まるのでしょうが、その点が惜しい。
でも、この小ささゆえに、密かな観察の楽しみを味わえるのも事実ですね。
どうって言う事もない葉をじーっと見つめる親父が居ても、決して怪しまない様に・・

※本日撮影の画像ではありません(6/12に都内で撮影)

光輝く軍団・超多忙2018/05/29 21:23

光輝く軍団・超多忙
今の時期、草の葉上で多く目にするのが、メタリックに光輝く超ミニサイズのハエ。
脚の長さからみてアシナガバエの仲間と思われます。分類的にはアブに近いらしい。
光線状態による色合いの微妙な変化に、つい見とれてしまう事も度々です。
アシナガバエの仲間
ハエには、どうしても不潔と言うイメージが伴いますが、この種はそれとは無縁。
こうして葉上を徘徊しながら、植物の敵・アブラムシやダニ等を捕食しているらしい。
小粒ながら、植物にとっての頼もしいガード役を担っているんですね。
緑が目に眩しい今、光輝くメタリック軍団にとっては超多忙な日々が続きそうです。

※本日撮影の画像ではありません(5/28に都内で撮影)

目立つ目立たない2018/03/06 20:15

目立つ目立たない
”花もいいけど、蕾もね” って言う感じ。低木・ボケの蕾が大きく膨らんでいました。
ちょっぴり桃を思わせるチャーミングさで、目立ち度抜群。
さてこの蕾が割れて紅色の花がデビューするのは?・・もう秒読み段階かも・・
ナズナ(ペンペングサ)の花
蕾の時から目を惹くボケの花。一方こちらは、咲いても目立ち度はミニマムな花。
今の野で目を凝らして見ると結構な数を確認出来るナズナ(ペンペングサ)です。
一番先端にまとまって付いている白いのが花。三味線のバチみたいな三角形が果実。
何とも頼りない姿。しかし強い春風に吹かれても持ちこたえる強靭さを持っています。
野に咲く花はこれ位のしたたかさを持っていないとダメなのかも知れません。
花粉を運んでくれる小さな昆虫の目にとまりさえすれば、それでいいのさって・・
タンポポに止まる小さなハエ
しかし、どの野の花も、揃ってナズナの生き方にならっている訳ではありません。
タンポポなんて、目立ち度抜群の黄色で昆虫へのアピールに力を入れています。
これはその一例。まだ開く途中の段階ですが、早くも来客の姿を確認できました。
画像中央やや左に止まっている小さなハエ。形より色に惹かれてやって来た様です。
”早く開いて、蜜を吸わせてよ” って・・

※3/6に都内で撮影