小さいからと言って・・2019/07/03 20:36

小さいからと言って・・
大きく成長した昆虫たちが幅をきかせる真夏も間近。
しかし、小ささを物ともせず頑張っている昆虫の数も結構多い。
例えばこれ。水滴を宿した草の葉上にいたアシナガバエの一種。
水滴と比較しても、その小ささが歴然です。
こんな小さな体でもやる事は獰猛。食性は昆虫食で、節足動物が対象とか・・
超小型の甲虫
ヒマワリの葉先で、さてどうしようか思案中だったこの甲虫も極小。
しかし、その体は、大型の甲虫に負けない程の輝きを見せていました。
”小さいからと言って舐めんなよ” って言う感じでしょうか。
葉上にいた小さなハチ
ツメクサの葉で見たこのハチも超マイクロサイズ。
でも、ハチとしての体の特徴をしっかり持ち合わせている所はお見事でした。
ところで君は何をしているの?・・葉っぱの表面に口吻を押し当てていました。
アリの仲間がよくやる蜜腺から出る蜜の摂取でしょうか。
もしそうだとすれば、体の小ささに見合った食事法と言う事ですね。

※本日撮影の画像ではありません。
7/2(ハチ)と7/1(ハエと甲虫)に、いずれも都内で撮影。

油断できない・・2019/05/30 21:59

油断できない・・
今の時期、草の葉上でよく見かけるのが、この小さなハエ。
細く長い脚が特徴のアシナガバエの一種です。いかにも機動力がありそうなその姿。
それも当然の事。この種は他の昆虫を襲って食べる食性を持っています。
小さいながらピーンと張り詰める様な緊張感が漂うのはそのせいでしょうね。
脚の長いハエトリグモ
超脚長族がここにも・・
顔つきはよく見るハエトリグモそのものなんですが、踏ん張った脚が異様に長い。
抜群の脚力を活かして狙った獲物をキャッチする狩猟法なんでしょうね。
葉裏に逃げ込むハエトリグモ
カメラの接近に気づいて、草の葉裏にさっと逃げ込みました。
でも、ご覧の通り、逆さまになっても、ころげ落ちません。
まさに忍者さながらの身のこなしに感心することしきり。
肉食性の蝿や脚長蜘蛛、油断できない狩猟者が濃さを増した緑に紛れて待機中です。
賑やかさを増している昆虫世界にも、ぴーんとした緊張感が漂い始めました。
(チャイロアサヒハエトリと推定)

※5/30に都内で撮影

思いのほか強烈2019/05/28 20:21

思いのほか強烈
強烈な陽射しと言えば真夏と言うイメージですが、梅雨入り間近な今もかなりのもの。
暑さにまだ慣れない体には、かなりの負担と感じられます。
そんな陽射しを浴びて路上に落ちた街路樹の影。思わずここで一休みしたい気分に・・
アシナガバエの輝きと影
アシナガバエのシャドーも葉上にくっきり。
うっかりすると見過ごしそうな超小型のハエ。
しかし、陽射しを受け輝く青緑の体色は宝石さながらの存在感を漂わせます。
吹けば飛ぶ様なか弱い奴なんて、見くびる事は決して出来ません。
事実、こいつの食性は動物食。微小な昆虫などを捕らえる生活を送っているそうです。

※本日撮影の画像ではありません(5/27に都内で撮影)

絵的にはイマイチと・・2019/04/05 20:42

絵的にはイマイチと・・
満開のサクラを散り急がせる感じの強い南風が吹き付けた日。
賑やかさを増しつつある昆虫達の活動も、その風の影響で今ひとつでした。
そんな中しぶとく活動を続けていたのが、地味な昆虫・ツマグロキンバエ。
風に揺れるタンポポの花に止まり、いつも通りの食事態勢をとっていました。
と言う事で一枚。
地味な昆虫ですから、絵的には今ひとつパッとしないのですが・・
ツマグロキンバエの構造色キラキラ
遠目にはパッとしないけど、ディテールを観察してみればこの通り。
体の後半部に虹のそれを思わせる様な色が!・・全然地味ではありませんね。
この色づきはいわゆる構造色と呼ばれる物。
対象物に照射した光線が、その体組織で屈折を起こして発する仮の色なんですね。
甲虫の仲間では良く見られる現象ですが、一見地味なこのハエの場合も然りとは・・
地味過ぎて絵的にはイマイチと決めつけてはいけないなぁと感じました。

※4/5に都内で撮影

時期外れでも・・2019/03/22 21:18

時期外れでも・・
鋭い針を持った果実 いわゆる ひっつき虫を実らせる野草・コセンダングサ。
花期は秋の筈なんですが、早くもここ迄成長した個体に出会えました。
場所は、木立の中、風も避けられ、陽当たりも極めて良好なスポットです。
もともと繁殖力旺盛な野草なので、条件さえ整えば、スクスクとと言う事らしい。
それにしても早いなぁと言う事で一枚。
花の脇に止まる小さなハエらしき昆虫にも興味を惹かれての撮影です。
コセンダングサに止まるセンダングサミバエ
アングルを変えて見るとこの通り。小粒ながらかなり見所のあるハエでした。
特に、細かい斑点が散りばめられた翅が印象的。
さて、この小さなハエ、時期外れに咲いたこの花に来た目的は?・・
調べてみたら必然性大あり。ハエの名前はずばりセンダングサミバエでした。
その名前は、幼虫の食草が各種センダンングサである事に由来するそうです。
えらく時期外れであっても、めざとくそれを見つけて、馳せ参じる。
昆虫と野草のつながりの深さを実感する光景でした。

※3/22に都内で撮影