最強と言っておこう2018/01/27 20:04

最強と言っておこう
池の畔には雪の名残が依然それなりの深さで・・そして池には薄氷が張ったまま。
降雪後初めて訪れた観察地で、昼過ぎに見た光景です。
こんな光景を作り出す寒気もそろそろピーク越えと言われていますが、果たして?・・
オオカマキリの卵のう
気がかりは、ここを住処とする昆虫たちの、降雪後の安否状況でした。
まず注目したのは、各所に産み落とされたカマキリの仲間の卵のうです。
これは、ユキヤナギの植え込みで多数目にするオオカマキリの卵のう。
結論的には、雪の影響を全く感じさせず、すべて安泰でした。
細くて柔軟性に富むユキヤナギの枝は、雪の重みで折れてしまう事もなし。
親虫の産卵場所選びはズバリ的中でしたね。
寒さに強いハエの仲間
カマキリの卵のうは黙して動かず。いっぽうライブで活動中の昆虫たちは?・・
さすがに、この寒さの中で、それを目にするのは相当に難しい。
しかし目を凝らせばって言う事で、何とか見つけたのがこれ。
常緑樹の葉に止まるマイクロサイズのハエでした。
今の時期、餌にも事欠くと思えるけど、ばっちり現役続行中!。
底力の凄さは相当なものですね。とりあえず、ハエの仲間 最強と言っておこう。

※1/27に都内で撮影

日の短さに・・2017/12/01 20:47

日の短さに・・
林床にひっそりと咲くツワブキの花。花が少ない今の時期に出会える貴重な彩りです。
見方によっては、冬に咲くヒマワリって言う趣も・・大分物静かですけどね。
ツワブキの花芯に止まる
花が開けば、蜜を求める昆虫の姿が・・なんですが、流石に今の時期は期待薄。
今日見かけたのは、花芯に止まるこの小さなハエ(アブ?)だけでした。
冷え込みが増す中、活動を続けられるのはこの種のミニ昆虫に限られるんでしょうか。
いよいよ、良く目を凝らさないと・・って言う時期に入った様です。
早く傾く陽
ツワブキの群落で観察を続けていたら、早くも陽が大きく西に傾き始めました。
冬姿に変身済みの木立が背後からの光を受け、シルエットで浮かび上がりました。
師走特有の気ぜわしさは、こんな日の短さに急かされるせいもあるんでしょうか。
少なくとも、のんびり気分の自然観察は無理っぽくなって来ましたね。

※12/1に都内で撮影

秋のヒマワリで・・2017/09/23 20:37

秋のヒマワリで・・
秋の野に咲く花といえば、淑やかで物静かって言うイメージですが、これは違います。
黄色い大輪の花を咲かせるキクイモ。
秋に咲くヒマワリと言われる通り、陽性なイメージで秋の野を明るく彩ります。
これだけ目立てばアピール効果は抜群。多くの昆虫を惹きつけてやみません。
この画像では2匹が吸蜜中。左がツマグロキンバエ、右がキタヒメヒラタアブです。
どちらも花の蜜が大好物。まさに至福の時来たるって言う心境でしょうか。
イチモンジセセリの吸蜜
黄色い花粉を顔面にいっぱい付けて吸蜜をしていたのは、イチモンジセセリでした。
長い口吻(ストロー)を蜜源に差し向けて、チューチュー。
この花が咲くのを心待ちにしていたんだよぉ・・って言う表情かな。
ハナグモ
しかし、自然界の厳しい鉄則はこの花にも適用されます。
蜜に惹かれてやってくる昆虫を待ち受ける隠密の姿も確認できました。
長い脚を広げて、さぁ、いつでもいらっしゃい状態だったのは、緑色のハナグモ。
こちらも、この花が開くのを心待ちにしていたんでしょうね。
でも、得意のハンティングスキルを駆使するのは、適度にね・・
食い荒らされたキクイモの花
この花を訪れる昆虫の殆どは、シベから出る蜜を求めてと言う事で間違いなし。
しかし、そればかりではない事を証明するシーンがこれ。
こんな風に、見事に破壊された花びらを、目にする事も度々です。
こんなひどい事をしでかした犯人(?)は?・・
今日の所は、犯行現場をおさえる事は出来ませんでしたが、近い内にきっと・・
それにしても、ひどい事をするもんだなぁ、ボロボロだよ・・

※9/23に都内で撮影

二兎を追うもの・・2017/07/08 20:51

二兎を追うもの・・
熱中症に要注意の真夏日って言う予報が的中。陽射しのギラギラ感が桁違いでした。
シャクガ幼虫も、草の葉裏に避難して、じーっと固まっていました。
でも柔らかくて食べやす様なこの葉は、薄過ぎて遮光効果はゼロって言う感じ。
とりあえず食事は中止、もっと日陰になる所に移動した方がいいと思うけどなぁ・・
日陰で見た緊迫したシーン
すこし日陰になる場所では、時折暑さを和らげる風も吹いて心地よい。
とは言え、そこで目にした光景はかなりホットでした。
交尾行動中のハエのカップルの後方に、怪しの物影がゆっくりと接近中!。
”しめしめ、一挙に2匹ゲット出来るなんて、豪勢だなぁ” って言う感じ。
いっぽう、狙われているカップルは、全然気づいていない様子。
ハラビロカマキリ幼虫
さすがに、狙う獲物を欲張り過ぎた様です。
ことわざの通り ”二兎を追うもの一兎も得ず" って言う結果に・・
あともう一歩と言うところで、カップルはさっと飛び去ってしまいました。
これは、その方向をむなしく見つめる残念ショットと言う訳。
”まぁ、たまには失敗もあるわな” って言う事でしょうね。
(ハラビロカマキリ幼虫)

※7/8に都内で撮影

葉っぱの劇場で・・2017/06/19 21:17

葉っぱの劇場で・・
旺盛な繁り具合を見せる草の葉っぱ。
昆虫観察者にとっては、様々なドラマを見せてくれる見所一杯の劇場と言えます。
多彩な出演者(昆虫)が入れ替わり立ち替わり・・
つい夢中になって、その一枚一枚に、目を凝らしてしまいます。
今日最初に出会ったのはこれ。超ミニサイズのノミハムシでした。
周囲の葉脈等と比較しても、いかに小さいかが判ります、
最初は小さなゴミ片と思った位。
ノミハムシ
横から見ると、完璧なテントウムシ体形でした。
ハムシの仲間と言う事は、当然の事ながら、主食は植物の葉っぱの筈。
益虫・テントウムシに見せかけて、駆除の難を逃れようと言う算段でしょうか。
ナミテントウ等に見られる赤い斑点まで付けて、中々芸が細かい。
でも、こんなに小さなやつ、誰も相手にしないと思うけどね。
クロウリハムシお食事中
多種多様なハムシ達には、それぞれの登場舞台があります。
黄色い顔のクロウリハムシのそれは、カラスウリ類。
今日の舞台もその柔らかそうな葉っぱ。既に食痕もつき始めていました。
”今の時期の葉っぱが一番おいしいのよ” って言う事らしい。
ミバエの一種
葉っぱの劇場鑑賞も楽しいのですが、表舞台だけに注目するのでは片手落ち。
裏舞台(楽屋?)にも目をやると、控えの役者の姿に出会える事があります。
そんな視線で見つけたこれは小形のハエ・ミバエの一種です。
葉っぱの裏に器用に止まって、出番待ち中?・・
或いは梅雨晴れの陽射しがあまりにも眩しくて?・・

※6/19に都内で撮影