二兎を追うもの・・2017/07/08 20:51

二兎を追うもの・・
熱中症に要注意の真夏日って言う予報が的中。陽射しのギラギラ感が桁違いでした。
シャクガ幼虫も、草の葉裏に避難して、じーっと固まっていました。
でも柔らかくて食べやす様なこの葉は、薄過ぎて遮光効果はゼロって言う感じ。
とりあえず食事は中止、もっと日陰になる所に移動した方がいいと思うけどなぁ・・
日陰で見た緊迫したシーン
すこし日陰になる場所では、時折暑さを和らげる風も吹いて心地よい。
とは言え、そこで目にした光景はかなりホットでした。
交尾行動中のハエのカップルの後方に、怪しの物影がゆっくりと接近中!。
”しめしめ、一挙に2匹ゲット出来るなんて、豪勢だなぁ” って言う感じ。
いっぽう、狙われているカップルは、全然気づいていない様子。
ハラビロカマキリ幼虫
さすがに、狙う獲物を欲張り過ぎた様です。
ことわざの通り ”二兎を追うもの一兎も得ず" って言う結果に・・
あともう一歩と言うところで、カップルはさっと飛び去ってしまいました。
これは、その方向をむなしく見つめる残念ショットと言う訳。
”まぁ、たまには失敗もあるわな” って言う事でしょうね。
(ハラビロカマキリ幼虫)

※7/8に都内で撮影

葉っぱの劇場で・・2017/06/19 21:17

葉っぱの劇場で・・
旺盛な繁り具合を見せる草の葉っぱ。
昆虫観察者にとっては、様々なドラマを見せてくれる見所一杯の劇場と言えます。
多彩な出演者(昆虫)が入れ替わり立ち替わり・・
つい夢中になって、その一枚一枚に、目を凝らしてしまいます。
今日最初に出会ったのはこれ。超ミニサイズのノミハムシでした。
周囲の葉脈等と比較しても、いかに小さいかが判ります、
最初は小さなゴミ片と思った位。
ノミハムシ
横から見ると、完璧なテントウムシ体形でした。
ハムシの仲間と言う事は、当然の事ながら、主食は植物の葉っぱの筈。
益虫・テントウムシに見せかけて、駆除の難を逃れようと言う算段でしょうか。
ナミテントウ等に見られる赤い斑点まで付けて、中々芸が細かい。
でも、こんなに小さなやつ、誰も相手にしないと思うけどね。
クロウリハムシお食事中
多種多様なハムシ達には、それぞれの登場舞台があります。
黄色い顔のクロウリハムシのそれは、カラスウリ類。
今日の舞台もその柔らかそうな葉っぱ。既に食痕もつき始めていました。
”今の時期の葉っぱが一番おいしいのよ” って言う事らしい。
ミバエの一種
葉っぱの劇場鑑賞も楽しいのですが、表舞台だけに注目するのでは片手落ち。
裏舞台(楽屋?)にも目をやると、控えの役者の姿に出会える事があります。
そんな視線で見つけたこれは小形のハエ・ミバエの一種です。
葉っぱの裏に器用に止まって、出番待ち中?・・
或いは梅雨晴れの陽射しがあまりにも眩しくて?・・

※6/19に都内で撮影

それぞれの目力2017/06/12 21:32

それぞれの目力
この顔を目にした時、浮かんだイメージは、まるで仮面ライダーじゃん・・
果実類などに甚大な被害を与えるとされる小形のハエ・ミバエの一種です。
昆虫の目はレンズが集合する複眼と言う目の構造上、こうした輝きを放つ事が多い。
そんな中でも、エメラルドグリーンとも言えるこの輝きはかなりのもの。
果実狙いの嫌われ者と言う位置付けが勿体無い位。
ムシヒキアブの目力
このでかい複眼は鈍い光沢を放って、何とも陰険な雰囲気。
いわば、悪を象徴する目力か・・
それもその筈。このムシヒキアブは、葉っぱの上で待ち伏せして獲物をゲット!。
その体に口吻を突きさして、体液を吸い取ってしまう凶暴な殺戮者です。
黒眼鏡の奥では、獲物の到来を今や遅しと待ち受ける視線がランランと・・
こうして正面迫写をする時も、ちょっと緊張しますね。
かなり、とっぽいよ・・

※6/12に都内で撮影

梅雨近しの頃に・・2017/05/26 20:48

梅雨近しの頃に・・
久しぶりのまとまった雨に、梅雨の近づきを感じた日。
その時期の旬の花・アジサイも既にスタンバイ完了と言う事でしょうか。
瑞々しい葉の付け根に、やがて開く花の予備軍が鎮座していました。
(ガクアジサイ)
マダラアシナガバエ(推定)
梅雨の足音が聞こえ始める頃、様々な葉の上で多く目にする様になる昆虫がいます。
それがこのアシナガバエの仲間。ハエと言ってもアブに近い種類らしい。
スマートな体形、体色もメタリックな光沢を放って、中々に魅力的です。
(マダラアシナガバエと推定)
アシナガバエの一種
光線状態により、複眼がこんなスペクトル状の色合いを見せる事も・・
極小の体形の割に、見所はいっぱいって言う感じ。
調べてみたら、この種の食性は昆虫食とか・・
獲物は極小アブラムシ等に限られるでしょうが、それでも植物にとり頼もしい援軍。
緑の繁茂がより一層活発になる今、援軍の多数登場は理にかなった事なんですね。

※5/26と5/24に都内で撮影

頻繁に出会うのは・・2017/03/07 20:28

頻繁に出会うのは・・
いよいよ本格的な咲き方を見せ始めた春の野の花。
中でもオオイヌノフグリの小粒の花の密集度が目をひきます。
そして、それにつれて、この花の常連客の姿も頻繁に・・
蜜大好き昆虫のヒラタアブの仲間。今日も花の間を飛び回る姿を目にしました。
フタホシヒラタアブの顔
吸蜜中の表情を前に回って一枚。
ご覧の通り、顔中、白い花粉だらけ。
ケーキに夢中になって、口元にクリームべったりの子供みたいで微笑ましい。
花にとっても、花粉媒介役として大歓迎のお客様でしょうね。
(フタホシヒラタアブ)
ミスジハマダラミバエ
シジミチョウを始めとする蝶たちの登場はもう少し先でしょうか。
現在は、割と地味なアブやハエたちの天下。
これは、草の葉の上で日光浴中と思われる超ミニサイズのハエ。
ハエのイメージをくつがえす様なチャーミングな姿にしばし見とれてしまいました。
ハエについては、いまいち関心が薄かったけど、この先は要注目だなぁと・・
(推定:ミスジハマダラミバエ)

※3/7に都内で撮影