血筋は争えず・・ ― 2021/01/20 21:29
これはこれで趣きのある眺めと言えるかも知れないけれど・・
昆虫観察にとっては、殆ど成果を期待出来ない厳しい状況です。
(エノコログサ) そんな状況下、ごく限られた範囲ですが、緑の草が点在する箇所もあります。
そしてそこには、少数ながら、寒さに負けず頑張っている昆虫の姿が・・
これは超小型のハエ。草の葉の表面組織と比較しても、その小ささが歴然です。
でも、やっているポーズは前脚(手)を揃えてスリスリ。
こんなに小さくてもやるんだなぁと・・
やはり血筋は争えずと言う事なんですね。なんかほっとしました。
※1/20に都内で撮影
春よ来い ― 2021/01/18 20:13
落葉樹の樹下で・・ ― 2021/01/05 18:25
自らが散らした落ち葉が、下草の緑を覆い隠すほど大量に降り積もっていました。
身軽になって厳しい寒さの冬を乗り越える。落葉樹の生活パターンがこの冬も・・ 降り積もった落ち葉は、成虫で越冬する昆虫にとっては、絶好の日向ぼっこ場所です。
それを実践していたのがハエ。ボケていますが奥にも止まっていますので、計2匹。
曇りのち晴れ・・ほぼ同じポーズで、戻って来た陽射しの暖かさを享受していました。 黒っぽい体色のカメムシも同様と言う感じですが、事態を確認したら大違い。
指で触れて見ても全く動きません。既に息絶えて乾きかけた個体でした。
背中の翅が未熟な事から見て、成虫になりきれなかった幼虫と判断しました。
食糧である葉に張り付いたまま樹下に落ちた。何ともやりきれない成り行きだなと・・
※1/5に都内で撮影
例年より早く?・・ ― 2021/01/02 19:10
いよいよ冬本番 ― 2020/12/30 19:52
明日以降は好天続きの予報ですが、気温の著しいアップは望めそうにないかも・・
いよいよ冬本番ですね。 そんな中、少数ながら白梅の開花を確認出来ました。
この寒さの中、よくぞ!・・そう声をかけてあげたい気持ちになりました。
花びらに止まって甘い蜜を物色中だったのは、ツマグロキンバエ。
冬の間も、ちょくちょく目にする耐寒性抜群のハエ。
厳しい時期に入った筈ですが、食糧のありかはバッチリ把握済みの様です。 ユキヤナギの小枝で不思議な物体を目にしました。
枝にしっかりくくりつけられた白い綿状の塊。蜘蛛の卵のうと思われます。
この膨らみ具合から見て、誕生を待つ幼い生命がたくさん眠っている筈。
綿にくるまってヌクヌク。中はとても居心地がいい状況でしょうね。
昆虫たちにとっての恐るべき宿敵。その位置付けは、来シーズンも不動の様です。
(フクログモの卵のうと推定)
※12/30に都内で撮影