鮮やか vs シンプル2019/11/14 20:04

鮮やか vs シンプル
傾き始めた陽射しを浴びて、ナンキンハゼの葉が鮮やかな彩りを見せていました。
紅色から黄色そして緑色迄が混在する、何とも賑やかな雰囲気に目を奪われました。
この木に関しては、まさに今が紅葉の見頃と言えそうです。
ヤツデの花
ある意味賑やか過ぎるナンキンハゼの葉に対して、こちらは、花なのに超シンプル。
旬の時を迎えたヤツデの花です。球形にまとまった花形は極めてユニーク。
寒さが厳しくなる今の時期に咲く花ならではの、形態的な工夫なんでしょうか。
ヤツデの花で吸蜜するアリ
ユニークな花形は、蜜を求める昆虫たちにどう受け取められているのやら・・
蜜源がびっしり並んでいるので、吸い放題で最高だよと言いたげなのがアリ達。
今日も多数が訪れていました。
蜜の出が特に良好な箇所では、こんな鉢合わせのシーンも・・”早くどいてよ!”。
この先、当分の間は、大賑わいの盛況が続いて行きそうです。

※11/14に都内で撮影

良からぬ者も・・2019/11/13 20:42

良からぬ者も・・
南アフリカ原産のユリオプスデージー。
花期は11月から翌5月迄とか。花の少ない時期に咲く貴重な花といえそうです。
今年も順調に開花し始めました。・・となれば当然のことですが・・
吸蜜に夢中なミナミヒメヒラタアブ
花の数の減少を嘆いていた昆虫にとっては、正に救いの神的な存在となっている筈。
今日目にしたのは、小さなハナアブ・ミナミヒメヒラタアブでした。
蜜源がびっしり並んでいるので、こたえられないよと言う感じで張り付いていました。
この花がある限り、寒さが厳しくなってもへっちゃらさって言う気持ちでしょうか。
ユリオプスデージーにいたハナグモ(推定)
救いの神的な花ですが、そこには、良からぬ者の姿も・・
それがこれ。早く獲物がやって来ないかと待ち伏せ中の超小型の蜘蛛でした。
網を張らずに、俊敏な動作で獲物をキャッチするハナグモでしょうか。
花芯の大きさと比べても、いかに小さいかが判ります。
蜜に夢中な昆虫達にとっては、さして関心を呼ばないゴミ的な存在かも・・
そこが狙い目の、この小ささ、目立たぬ色合いなんでしょうね。
やるなぁ・・

※11/13に都内で撮影

束の間の彩りが・・2019/11/11 20:19

束の間の彩りが・・
朝夕の冷え込みを肌で実感する時期に入りました。
公園樹の反応も迅速。様々な木の葉が思い思いの色に染まり始めています。
寂しい冬景色に変わる前の、束の間の賑やかな彩りです。
サクラの葉の色づき
同じ枝に付く葉でも、色づき度にかなりの相違が見られるのがサクラの木の特徴。
赤く染まった葉は、カエデのそれに負けない位の鮮やかさで目に迫ってきます。
全ての葉が揃って赤く染まらない所が、一斉に花開く春のあの様子とは対照的。
春は目一杯賑やかに・・秋は控えめに・・それがサクラの木の個性ですね。
セイタカアワダチソウで吸蜜するハチ
樹々の葉の紅葉が急ピッチで進む今、野に咲く花にも終焉の時が迫っています。
小粒の黄色い花をびっしりと咲かせるセイタカアワダチソウも然り。
と言う事で、この花の蜜を頼りに生きて来た昆虫達にも、焦りの気配が・・
これは、この花の常連客・キンケハラナガツチバチの吸蜜風景です。
一株に複数の個体が群れて、我先にと吸蜜に熱中しています。
ご覧の通り、大きな複眼を含めて、黄色い花粉まぶしの状態でした。
”もうすぐ枯れちゃうと思うと焦るよ” と言う事みたい。

※紅葉は11/11に、ハチは11/10に、いずれも都内で撮影。

晩秋好日2019/11/08 20:39

晩秋好日
清楚なモノトーンタッチの翅色を持つものが多いシジミチョウの仲間。
そんな中、異色とも言えるカラフルさで目を楽しませてくれるのが、このベニシジミ。
早くから傾きだす晩秋の陽を浴びると、その魅力が一層引きたつ様に思えます。
これは、ユリオプスデージーでの吸蜜風景。
ややしおれかかった花だったけど、ベストパートナーとの至福の時と言う感じでした。
アキアカネの日向ぼっこ
風も穏やか、陽射しも燦々の日は、晩秋を生きる昆虫達にとっては何よりの恵み。
そんな感じで、ゆったり翅休めをしていたのは、アキアカネのメスでした。
数の減少が顕著な今、こうして至福の時を過ごせるのは、ごく限られた者だけの特権。
この先も穏やかな日々が長く続く事を願わずにはいられません。
フェードアウトは、まだずーっと先でいいよ・・

※11/8に都内で撮影

斜光を受けて・・2019/11/06 20:10

斜光を受けて・・
日の入りが急に速まったなぁと実感させられる頃。
自然をじっくり観察したい私としては、あまり嬉しくない推移ですが、メリットも・・
それは、背後からの斜陽がもたらしてくれる、ライティング効果の恩恵です。
一例がこれ。地味目なアキニレの葉ですが、順光下では感じられなかった個性が・・
本来は緑色だったのですが、その面影が消え失せ、部分的に赤く染まっていました。
控えめな紅葉の始まりですね。葉の所々には、虫食い跡と思われる穴が点々と・・
度重なる台風の猛威にも絶えてこの時に至る。そんな安堵感が感じられる寸景でした。
斜光を受けて透けるキタキチョウの翅
甘い蜜にありつけて、幸せいっぱい。
そんな蝶の吸蜜シーンにも、背後からの斜陽ライティングがぴたり嵌ります。
これは、コセンダングサの花に止まるキタキチョウ。
シースルー効果で、細長い胴体が、羽根越しに浮かび上がっていました。
まるで薄衣をまとった美女の様な・・と言うのは、思い入れが強すぎですね。
キラキラ光るジョロウグモの網
こちらはハードな獲物待ち伏せシーン。大きな網を張るジョロウグモです。
精緻に張り巡らせた網が、傾き始めた陽射しを受けてキラキラ・・
しかし、獲物の痕跡はさっぱり。昆虫の数の減少を物語っている様でした。
所で、この手の粘着性の網の有効期限は一日だけとか。粘着力が落ちてダメらしい。
明日にはまた網を張り直し。晩秋に生きる蜘蛛達は、苦労も並大抵ではない様です。
なお、用済みの古い網は、施工主の蜘蛛が自分で食べちゃうそうです。
究極のリサイクルですね。

※11/6に都内で撮影